『ヘルダイバー2』アプデで「新たな敵」がひっそり追加。パッチノートでは教えてくれないサプライズ


Arrowhead Game Studiosは4月2日、『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』に向けてアップデートを配信開始。パッチノートではバランス調整・不具合修正が中心とされていたものの、ひっそりと新型の敵が追加されたようだ。なお本稿ではアップデート後に実装されたとみられる新たな敵を紹介しているため、留意されたい。


『HELLDIVERS 2』は、見下ろし視点型シューター『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。開発はArrowhead Game Studiosが手がけている。本作は最大4人でのオンライン協力プレイに対応し、PC版とPS5版の間でのクロスプレイもサポート。プレイヤーはエリート兵士ヘルダイバーとなり、宇宙生物のムシ(ターミニッド)や、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。

今回配信されたアップデートでは、武器や防具、ミッションや敵のバランス調整が実施。またレベルキャップが50から150に引き上げられたほか、惑星に吹雪(blizzards)や砂嵐(sandstorms)といった災害が巻き起こるようになった。

一方、そうしたパッチノートにない変更も加わっているようだ。アップデート配信後、ユーザーからは新たな敵と出会ったという報告が寄せられている。新たな敵が追加されたとみられるのはオートマトン陣営。SNS上では四足歩行の巨大ロボ「ファクトリーストライダー(Factory Strider)」や戦闘飛空艇「ガンシップ(Gunship)」との戦闘模様が投じられている。


ファクトリーストライダーは見た目のインパクトからか特に注目を集めているようで、「スター・ウォーズ」シリーズの兵器AT-ATになぞらえる声も散見される。ファクトリーストライダーはこちらを発見すると機体前面の機関砲や上部の砲台から苛烈な攻撃を浴びせてくるほか、高い耐久力を誇る強敵となっているようだ。軌道レーザーなど高火力の戦略支援で一気に撃破を狙うのが効果的だろう。

一方のガンシップについては、新たに実装された「ガンシップファブリケーター」から出現。ガンシップは頭上から攻撃してくるだけでなくロケットも備えた厄介な敵のようだ。さらにガンシップファブリケーターは堅牢な様子で、破壊には基本的にヘルボムが必要となるだろう。こちらも新たな対策が求められる敵となりそうだ。

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byu/Bigglettt from discussion
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『HELLDIVERS 2』においては以前にもパッチノートにない追加要素として、ターミニッド陣営に新たに飛行するムシ「シュリーカー」がひっそりと実装されていた。ユーザーから次第に遭遇報告が寄せられていた一方、Arrowhead Game StudiosのCEO兼本作クリエイティブディレクターを務めるJohan Pilestedt氏は「ムシが飛行するわけがない」とシュリーカーの存在を否定。ターミニッド陣営の陰謀だとしていた。しかし後日、一転してムシが進化して飛行するようになったとして、新たな敵の実装を公式に認めていた

今回のファクトリーストライダーやガンシップなども、サイレント実装された新たな敵となるのだろう。『HELLDIVERS 2』では開発者や公式が“プロパガンダ風”のプロモーションを展開している点も特徴。また今回のオートマトン陣営への新たな敵実装に先がけて、ステルス宇宙船が惑星上空に陣取っているといった演出も用意されていた(PC Gamer)。アップデートのたびにさまざまなサプライズが用意されており、一風変わった運営体制も持ち味といえそうだ。

『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに発売中だ。