『ドラゴンズドグマ 2』では、キャンプ料理がなぜか“実写肉焼きシーン”で「飯テロ」との悲鳴あがる。ただし腐った肉もまた実写
カプコンから本日3月22日に発売された『ドラゴンズドグマ 2』。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作におけるキャンプの調理シーンが、なぜか実写で表現されていることが話題となっているようだ。
『ドラゴンズドグマ 2』は、オープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ』シリーズの新作だ。舞台となるのは人の王国ヴェルムントと獣人の国バタルが存在するファンタジー世界。プレイヤーは竜に心臓を奪われた覚者として、世界を冒険。竜を討ち、玉座へと昇る者の物語が展開されるという。
また、本作については前作の約4倍とされる広大なフィールドにて、密度の高い体験ができるよう設計されているという。NPCとの関係性や好感度のシステムの強化など「ファンタジー世界シミュレーターを作りたい」とのコンセプトのもとに開発が進められてきたとのこと(弊誌開発者インタビュー)。
そんな本作では、焚火跡にてキャンプ用具を用いることで、キャンプをおこない仲間と過ごすことができる。キャンプで時間をつぶせば、夜を昼にしたり、昼を夜にしたりして時間を一気に進めることも可能。危険な夜をやり過ごす手段ともなるわけだ。またキャンプでは、各種能力を強化する料理もできる。その料理の映像が、なぜか実写であり、やけにおいしそうだと主にX上で注目が集まっている。
たとえばケモノ肉を料理すると、暗転したのちに調理シーンへ移行。そこで実写の肉が焼けていく様子が映像として流れる。肉は揺らめく火を背景に、フライパンの上で煙をあげながらシズル音を立てて焼かれていく。ときおりアングルも変えつつじっくりと舐めまわすように写される肉の調理シーンは、プレイする時間帯によっては空腹を刺激してしまうかもしれない。特に発売されてからすぐに始めた“覚者”たちの中には、深夜帯に肉が焼かれていくのを眺めた人もいるだろう。そのためこうした実写の調理映像を「飯テロ」だと評する声も見られる。
またゲーム内では「極上ケモノ肉」「腐ったケモノ肉」などの種類があり、調理時の映像はこの肉の種類によっても変化していく。腐ったケモノ肉の場合は全体的に小さく黒ずんでいたり、逆に極上ケモノ肉の場合にはより大きくジューシーそうな肉が焼かれていたりする。それぞれの肉のグレードに応じた見た目の変化を楽しんでみてもいいだろう。
ちなみに、同じくカプコンが開発・販売を手がけている『モンスターハンター』シリーズでも、伝統的な肉焼きセットによる調理のほか、近年のシリーズ作品では食事場などにおけるバリエーション豊かな料理の表現が用意されている。凝った調理場面や食事の表現がおいしそうに見えることから「モンハン飯」と呼ばれて取りあげられたり、コラボメニューとして再現されたりするなど、たびたび話題となってきた。『ドラゴンズドグマ 2』では“実写肉焼きシーン”として、カプコンの調理シーンへの謎のこだわりが現れたのかもしれない。
『ドラゴンズドグマ 2』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。