幕末オープンワールド『Rise of the Ronin』には、“親切時短ポイント”がたくさん存在しているとの分析。プレイヤーの時間を無駄にさせない工夫

 

コーエーテクモゲームスのTeam NINJAが手がけ、3月22日に発売予定の『Rise of the Ronin』。海外メディアによって取りあげられた本作のさまざまな“時間短縮要素”が注目を集め、話題となっているようだ。


『Rise of the Ronin』はオープンワールド・アクションRPGだ。対応プラットフォームはPS5。開発はコーエーテクモゲームスのTeam NINJAが手がけている。舞台となるのは江戸時代末期の幕末と呼ばれる時代。プレイヤーはそんな時代を名もなき浪人として生き抜いていくこととなる。プレイヤーは、そんな幕末の世で坂本龍馬や井伊直弼など、各勢力や人物と出会うことになる。誰に付いていき、誰の想いに共感するのかといった選択を通じて物語が描かれていく。

またゲームプレイとしては、「戦闘重視」と謳うアクションバトルが特徴。刀や槍、銃剣、さらには火炎放射器にいたるまで、多種多様な武器を用いて戦闘をおこなうことが可能となっている。そして石火(パリィ)を用いたりすることで相手の気力を減らしつつ、ダメージを与えることとなる。ほかには敵に気づかれずに進行するステルスプレイも可能となっている。


そうした本作における“時間短縮要素”が取りあげられ、話題となっているようだ。海外ゲームメディアGame Fileは3月18日、本作について、戦闘や探索以外にかかるちょっとした時間を短縮する要素がいくつも散りばめられているとの記事を公開。これがメディアライターのPaul Hunter氏によってX上で共有され、拡散されている。

一例では、『Rise of the Ronin』では馬に乗った際、目的地を設定すればその地点まで馬が自動的に移動してくれる。またその馬を呼び出して乗るときにもキャラクターが勝手に飛び乗ってくれる。ほかにもファストトラベル地点が多く設置されている、戦闘時以外はいくら走ってもスタミナが切れないといった要素が挙げられている。


Xで共有されたこれらの要素について多くの反応が集まっている。戦闘外ではスタミナが無限となっていることに触れ、「本作ではスタミナを回復させるために、5秒ごとに立ち止まる必要がなくなるとのことで、ずっと探索していたくなりそうだ」などと、本作のプレイ感に期待を寄せるコメントが寄せられている。スタミナ回復の休憩や目的地への移動など、何度も繰り返しているとそれなりの時間を消費していることもあるだろう。先述のシステムの導入によって、迷ったり小休憩に費やしたりする時間が減らせるかもしれない。

ゲームプレイに多くの時間を使う傾向にあるオープンワールドゲームにおいては、ささやかながらも移動など多くのポイントでも時間を取られがち。短縮要素が織り込まれることによって、より無駄なくアクションや探索などに没頭できるだろう。今回は『Rise of the Ronin』のそうした細かい時間短縮要素が取りあげられ、その親切さに注目が集まったかたちだ。

Rise of the Ronin』はPS5向けに3月22日発売予定だ。

【UPDATE 2024/3/28 17:50】
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