『ファイナルファンタジーVII リバース』6GB弱のアプデで、ミスリルマイン迷子や一部ミニゲームむずすぎ問題にテコ入れ。グラフィック改善も

スクウェア・エニックスは3月21日、『ファイナルファンタジーVII リバース』アップデートVersion1.020を配信開始した。ミスリルマイン迷子や一部ミニゲームむずすぎ問題調整。

スクウェア・エニックスは3月21日、『ファイナルファンタジーVII リバース』アップデートVersion1.020を配信開始した。さまざまな部分で調整が図られている。アップデートのファイルサイズは5.77GBとなっており、それなりの規模となっている。


『ファイナルファンタジーVII リバース』は、PS向けの『ファイナルファンタジーVII』のリメイクシリーズ三部作の二作目だ。対応プラットフォームはPS5。グラフィックは最新技術を用いたフル3Dになり、ターンベースだった戦闘はアクションベースに変化。前作『ファイナルファンタジーVII リメイク』ではミッドガル脱出を果たすまでの物語が描かれた。第二作目である『ファイナルファンタジーVII リバース』では、ミッドガル脱出からのクライマックスに向かう旅が展開。自由な探索をコンセプトに、広大なワールドマップの中でセフィロスの影を追っていくことになる。

今回のアップデートでは、さまざまな調整が図られている。代表的なのはミニゲームの調整だ。「コンドルフォート」および「ガンビットギアーズ」は、本作のミニゲーム群の中でも特に難しいとされている。ゲームの難易度自体を下げればやや難しさは緩和されるが、チュートリアルレベルでも難しめ。そこでカスタマイズ画面で難易度調整機能が導入されたようだ。

また序盤で訪れるミスリルマインの誘導にもテコ入れがはかられている。同ダンジョン後半で、ガケ/ツタを登っていくシーンがあるのだが、破壊オブジェクトがまわりにある関係で非常にわかりづらく、迷子になりがちだった(関連記事)。しかし今回のアプデではそうした部分にも手が入っている。実際に現地に行ってみたが、ツタの色が強調されわかりやすくなっている印象だ。初回訪問時には追加のガイドが入っているのかもしれない。

アップデート前

アップデート後


全体的にはSNSでユーザーからの不満が多かった箇所に調整が入っている印象だ。以下、パッチノートとなる:

・一部テキストの誤字・脱字を修正。
・マップ上における特定の条件下で発生する操作キャラクターの不具合の修正。
・バトル中におけるレッドXIIIのアビリティ「ルナティックハイ」・「戦士の鼓舞」がキャンセルされやすくなっていたのを修正。
・バトル中における特定の条件下で発生する敵が停止する不具合の修正。
・クエストにおける特定の条件下で発生する進行不具合の修正。
・フレームレートおよびゲーム全体の安定性の向上。
・パフォーマンスモードの画面出力設定に「シャープ」と「ソフト」の選択肢を追加。
・グラフィック品質の向上。
・カメラのリバース設定を空チョコボ操作中の「滑空」に反映。
・カメラのリバース設定を射的ミニゲームカメラに反映。
・ロケーション「ミスリルマイン」のツタ登り中の誘導サポートを強化。
・ミニゲーム「コンドルフォート」および「ガンビットギアーズ」のカスタマイズ画面に難易度設定を追加。

なお、今回のアップデートでは、以前からディレクターの浜口直樹氏が改善したいといっていたパフォーマンスモードでの調整やグラフィックの品質向上がはかられている。こうした部分は、どのように変化したのか今後検証されていきそうだ。

『ファイナルファンタジーVII リバース』は、PS5向けに発売中である。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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