ConcernedApeは3月16日、『Stardew Valley』大型無料アップデート1.6のパッチノートの一部を公開した。同アップデートでは新たな牧場のタイプなどが追加されるようだ。アップデート1.6は本作PC版向けに、現地時間3月19日配信予定。日本時間では本日から明日にかけての配信となるだろう。
『Stardew Valley』は牧場経営シミュレーションゲームだ。2016年2月27日にPC向けに配信。のちにPS4/Xbox One/Nintendo Switch/モバイル向けにもリリースされた。本作の舞台となるのは自然豊かなスターデューバレー。都会での仕事暮らしにうんざりした主人公はこの地にある祖父が遺した牧場を訪れる。主人公は、さびれたスターデューバレーを復興するため、農業・採掘・釣り・交流・ダンジョン探索などの要素をこなしつつ、牧場主として暮らしていくことになる。
根強い人気を博す本作は、今年2月27日には売上3000万本を突破したと明かされた。あわせて現地時間3月19日に無料大型アップデート1.6が配信予定だと発表。開発元であるConcernedApeは、3月12日より、アップデート1.6のパッチノートを1日1項目ずつ、X上で公開していた。
たとえばこれまでには、果樹や「ハネムーン期間」についてのアップデートが公開。アップデート1.6で、果樹は伐採によって苗木を産出し、品質を引き継ぐようになった。また配偶者について、プレイヤーの行動によっては結婚早々不機嫌になることがあったが、アップデートにて1週間は仲睦まじく過ごせる“新婚期間”が設けられるという(関連記事1、関連記事2)。ほかにも3月18日には「マヨネーズが飲めるようになる」といったさまざまな内容が公開。そのたびにファンが喝采をあげるなど、コミュニティの反応も大きかった。
そして本日、アップデート1.6前における、最後の“チラ見せ”がおこなわれた。ConcernedApeことEric Barone氏によると、アップデート1.6では新たな「牧場タイプ」が選べるようになるという。本作では、新たにゲームをはじめ、プレイヤーキャラクターを作成する際にいくつかのタイプから牧場のスタイルを決めることができる。それぞれのスタイルによって大きな川が流れていたり、鉱脈のある丘が存在していたりする。各タイプによって、それぞれ牧場の経営戦略も異なるのだ。
今回発表された新牧場タイプ「Meadowlands Farm」では、動物が好む歯ごたえのある青々とした草(a chewy blue grass that animals love)が多く生えているようだ。また小屋と2羽の鶏を最初から備えているようで、家畜を主体とした牧場運営がやりやすくなっているだろう。
最後となるパッチノートの“チラ見せ”がおこなわれ、コミュニティは再び盛り上がりを見せている。2020年に配信されたアップデート1.5以来となる、牧場タイプの追加に沸き立っているかたちだ。また新牧場タイプの追加は、アップデートを機に最初からやり直したいという需要にもマッチしている様子。ほかにも草がどういった効果をもつのか、逆にMeadowlands Farmのデメリットは何か、などといった質問も多く寄せられていた。“チラ見せ”されているがゆえに、全貌を早く知りたいユーザーが焦らされたようで、詳細情報を求める反応も集まっているようだ。
なおこうして3月12日より毎日おこなわれてきたパッチノートの“チラ見せ”だが、それも今回の投稿で終わりとなる見込み。大型アップデート1.6は現地時間3月19日に実装されるため、日本時間で本日から明日にかけての実装と共にパッチノートの全文も公開されることだろう。
ちなみにConcernedApeは新作としてチョコレートづくりシム『Haunted Chocolatier』を発表済み。2023年4月時点では『Stardew Valley』では1.6以降のアップデートが計画されておらず、1.6実装後は新作開発にふたたび取り組むことも伝えられていた。本作にて最後の大型アップデートになるかもしれないこともあり、アップデート1.6は盛りだくさんの内容となるかたちだ。配信後のコミュニティの反響も注目されるところだろう。
『Stardew Valley』は、PC/Xbox One/Nintendo Switch/モバイル向けに配信中だ。大型アップデート1.6はPC向けに現地時間3月19日に配信予定。日本での配信は、時差の関係で3月20日になると思われる。