“圧倒的に好評”デジタルボドゲ『Dune: Imperium』Steamにて称賛受けつつ正式リリース。デジタルもアナログも大好評のデッキ構築&労働者配置ゲーム


デベロッパーのDire Wolfは3月13日、早期アクセスとして配信中だった『Dune: Imperium』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|SおよびiOS/Android。ゲーム内は日本語表示にも対応している。同名ボードゲームのデジタル版となる本作は、Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを得つつの好調な滑り出しとなった。

『Dune: Imperium』は、同名のアナログボードゲーム「Dune: Imperium」のデジタル版作品。いずれもDire Wolfが手がけている。本作は小説「デューン砂の惑星」および、2021年公開の映画「DUNE/デューン 砂の惑星」の世界観を基にしている。

本作では、砂の惑星デューンこと惑星アラキスを舞台に、ほかのプレイヤーやAIと対戦を繰り広げる。本作のシステムは「デッキ構築と労働者割当(ワーカープレイスメント)の融合」を謳っている。まずプレイヤーたちは、初期デッキのほか毎ラウンド5枚の手札を入手。手札をプレイして「代行者(労働者)」として派遣し、資源を入手するか、手札を元手にさらなる強力なカードを購入するかを選択できる。派遣か購入か、情勢や自分の戦略を鑑みて、バランスを取り手札をやりくりする必要があるわけだ。また、「水」「スパイス」「ソラリス」といったリソースの管理も重要となる。


マッチは10ラウンドで構成され、毎ラウンド「紛争」が発生。この紛争では、勝利者が資源から後述の「勝利ポイント」まで、さまざまな報酬を獲得することができる。しかし、紛争に派遣できる戦力にも限りがあるため、どのタイミングで兵力を集中するかも重要な駆け引きだ。プレイヤーたちは勝利ポイントの10点到達あるいは10ラウンド経過によるゲーム終了を目指してプレイ。ほかのプレイヤーより少しでも多くの勝利ポイントとリソースを確保していた者が勝利する。


デジタル版『Dune: Imperium』は2023年11月に早期アクセスとして配信を開始。その直後からSteamユーザーレビューにて高い評価を得ていた。本稿執筆時点でも全体で約1200件のユーザーレビューのうち、96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。正式リリース後にも、多くの好評が寄せられているようだ。

レビューにおける評価としては、高評価・人気作品である本作アナログ版を丁寧に移植していると称賛する声が多くみられる。本作アナログ版は、ボードゲーム関連サイトBoardGameGeekにおいて、本稿執筆時点で4万3000件に迫る投票を集め、全体ランキング6位、平均点8.43(10点満点中)という高評価と人気を獲得している。もともと評価の高かったゲームプレイを忠実に遊びやすく再現したということだろう。また、敵AIやUI・BGMなど、デジタル版ならではの要素を評価するユーザーも見られる。

Dune: Imperium』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox One/Xbox Series X|SおよびiOS/Android向けに配信中。ゲーム内は日本語表示にも対応している。