オープンワールド戦国サバイバル『Sengoku Dynasty』“過去最大”無料アプデで瞬間建築・スタミナ無限化などカスタム設定可能に。村運営快適化・クマ&オオカミ実装など追加変更どっさり

 

パブリッシャーのToplitz Productionsは3月13日、『Sengoku Dynasty』の大型アップデート「Kintsugi(金継ぎ)」を配信開始した。本アプデではゲームの基本システムが改修されたほか、多くの要素の追加・調整がなされている。


『Sengoku Dynasty』は、戦国時代の日本を舞台にしたオープンワールド・サバイバルゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。定価3599円にて早期アクセス配信中であり、3月22日までは20%オフの 2879円でセール販売中だ(いずれも税込)。

本作はソロプレイおよび最大4人でのオンライン協力プレイに対応。プレイヤーは戦から逃れてきた難民となり、侍のいない「平民の持ちたる国」で新たな集落を築く。マップには自然溢れる環境が広がっており、探索して木材や鉱石などの資源収集をおこない、道具や建物、武器などをクラフトする。生産施設や家を建てて村人を集め、住民たちに仕事を割り当てて資源を収集。変わりゆく季節とともに暮らしつつ、集落を発展させていくのだ。

本作は2023年8月10日に早期アクセス配信が開始された。リリース直後には多くのプレイヤーを集め、ピーク時には約9000人の同時接続プレイヤー数を記録している(SteamDB)。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2900件中72%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。戦国時代の日本という題材やグラフィックなどを評価する声がある一方で、最適化不足などを課題とする指摘も寄せられてきた。

 


そんな本作に向けて3月13日、本作史上最大と謳われている大型アプデ「金継ぎ」が配信開始された。本アプデではまず、ゲーム設定の多彩な項目をカスタマイズできるようになった。スタミナを無限にして永遠に走り続けたり、資源を使わず一瞬で建築を終わらせたり、レシピをすべてアンロックした状態でゲームを始めたりといったことが可能になっている。

またゲームの基本システムが改修され、これまで村人は季節の終わりに一度しか資源を生産・消費しなかったところ、毎日生産と消費をおこなうようになった。さらに村人は職場で寝ることができるようになり、専用の住居を建てる必要性が減った。またダイナスティレベルを上げる方法が追加され、クエストクリアだけでなく、村人の数を増やすことでもレベルを上げられるようになっている。そのほか建築に必要なコストなどが全体的に調整され、村の運営をしやすくなっている。

また新たな動物としてクマとオオカミが登場し、野生の植物が現実的な季節に登場するように調整された。装飾品や植えられる花なども追加されたほか、水や照明のグラフィックの向上やUIの改良、最適化の推進などもおこなわれている。一方、多岐にわたりゲーム内容が変更されたため、新しいデータでプレイを始めることが推奨されるとのことだ。追加されたカスタム設定で、新たに気軽な戦国生活を楽しむのもよいだろう。なお弊誌では、ポーランドに拠点を置く本作開発元SuperkamiのCEO Jan Cieślar氏にインタビューを実施している(該当記事)。興味のある人はチェックしてみてほしい。

『Sengoku Dynasty』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。価格は税込3599円で、現在Steamスプリングセールの対象タイトルとして、3月22日までは20%オフの 税込2879円で購入可能だ。