オープンワールド吸血鬼サバイバル『V Rising』5月8日正式リリースへ。新エリアや“城丸ごと引っ越し”システムなど新要素てんこ盛り


デベロッパーのStunlock Studiosは3月13日、ヴァンパイア・サバイバルゲーム『V Rising』をPC(Steam)向けに5月8日に正式リリースすることを発表した。またPS5向けにも、2024年内のリリースが予定されている。


『V Rising』はオープンワールドで繰り広げられる見下ろし型視点のアクションRPGだ。本作の主人公は吸血鬼。しかしその吸血鬼は人類の手によって滅びの寸前まで追い込まれ、数世紀の眠りについていた。目覚めた主人公は世界を探索しながら、敵と戦い血液を吸い取ることでアビリティなど強化要素を獲得しつつ、サバイバルをおこなっていく。また素材を集めて加工し、領主としての自らの城を建設する要素なども用意されている。

本作はSteam向けに2022年5月に早期アクセス配信開始。そして2023年1月には売上300万本を達成するなど、多くのユーザーを集めてきた。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約6万8000件中88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。早期アクセス配信時点で、高い人気と評価を得ている作品だ。


このたび、本作のSteamにおける正式リリース日が5月8日に決定したかたち。なお今年2月には、本作がPS5でも2024年内に展開されることが告知されており、こちらの具体的な日付については後日の発表となるようだ。

本作の正式リリースとなるバージョン1.0では、システムの改善やコンテンツの追加などがおこなわれる見込み。一例としては、スペルポイントが導入される。各地に存在する特定のVブラッドを倒すことで、対応する流派のスペルポイントを入手可能。プレイスタイルによって、狙うVブラッドが変わってくるかもしれない。習得したいスペルの流派のVブラッドを順番に巡ったりと、冒険における新たな指針となるだろう。


また隠れ家の「引っ越し」もおこないやすくなるようだ。冒険を進めるにつれ、初めに構えた拠点では不便が生じることもあるだろう。そうして隠れ家を動かしたくなった際には、楽に引っ越しができる新機能が導入予定。

引っ越し時にはまず、移転先のキャッスルハートとして機能する新オブジェクトを建築。そしてそのオブジェクトを使用することで所有している城のキャッスルハートに接続できるそうだ。確認(Confirm)ボタンを押すと、移転場所に丸ごと新たな城が建築される仕組みとのこと。なお建築を完了させると、以前の城は消えてしまうものの、引っ越しの際に余った素材はもとの材料に戻され、再利用可能となる模様だ。お手軽かつ無駄なく大規模な引っ越しが可能な機能となりそうだ。

このほかにも正式リリース時には雪深い新エリアの実装や、ゲームエンジンのアップグレードなどがおこなわれる見込み。さらに本作は、バージョン1.0以降でも継続的にアップデートをおこない、コンテンツの追加などがおこなわれるそうだ。アップデートにおける情報などはSteamの本作公式ニュースハブにおける「開発者日記」から確認可能だ。続報にも期待したい。

『V Rising』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。正式リリースは5月8日を予定している。またPS5向けには2024年内にリリース予定だ。