ソニー・インタラクティブエンタテインメントは3月13日、PlayStation 5(以下、PS5)のシステムソフトウェアアップデートを配信開始した。新機能が正式実装された傍らで、ひっそりと変化した「電源を切る」および「レストモード」移行時の演出が注目を集めている。
今回配信されたPS5のシステムソフトウェアアップデートでは、2月6日にベータ版として一部ユーザー向けに配信されていた機能が正式実装された(PlayStation.Blog)。本アップデートではDualSenseおよびDualSense Edgeワイヤレスコントローラーのデバイスソフトウェアが更新。コントローラーのスピーカーが改善され、より大きな音量でサウンドを再生可能になった。またマイクのノイズキャンセリングには新たな機械学習が導入されたそうで、入力品質が向上しているとのこと。
このほかシェアスクリーンを全画面モードで視聴しているプレイヤーが、ゲームプレイ画面にポインターや絵文字でリアクションできるようになった。またPS5本体の電源ランプの明るさ調整も可能になっている。
そして今回のシステムソフトウェアアップデートでは更新内容として告知されていなかった細かな変更として、「電源を切る」および「レストモード」に移行する際の新演出が導入された。PS5では当初、電源を切る/レストモードに移行する際に、ホーム画面を背景にしつつPS5本体のイメージが表示されて電源ランプが点滅する演出が用意されていた。一方で昨年11月の更新にて、同じくホーム画面を背景にしつつ、新たに電源ランプだけが点滅するアニメーションに置き換わった。
そして今回導入された最新の演出では、粒子が収束するような表現で電源ランプが形作られてから点滅するという、より豪華なアニメーションとなっている。背景もホーム画面ではなく暗転しており、電源ランプのイメージがより際立つ演出となった。
なお電源を切る/レストモードに移行する際の演出が変化した昨年11月には、新モデルのPS5が発売された。従来のモデルよりサイズが小型化・軽量化しており、デザインも若干変化。そうした背景もあり、PS5本体のイメージを使った演出ではなく、新旧モデルに共通する電源ランプを用いた演出が用意されたのかもしれない。
今回はPS5の電源オフ時、レストモード移行時のアニメーションがより豪華になったかたち。さりげない変化ながら、ユーザーからはお洒落さなどから注目を集めている。電源オフ時やレストモード移行時に改めて注目してみるのもいいだろう。