『原神』の新武器、“実装前に”日本語説明文が修正。「周囲のチーム全員」との紛らわしい説明に終止符へ
HoYoverseは3月13日、『原神』にてVer.4.5「鋒刃、錦を裁つ」を配信開始した。同アップデートでは、新キャラクター千織や新たな伝説任務などが登場。また不具合修正としては、新片手剣「有楽御簾切」の日本語テキストが実装前に調整されるなど、一部ローカライズの変更もおこなわれている。
『原神』は、HoYoverseブランドより展開中のオープンワールドアクションRPGである。本作の舞台は、7つの国や元素が存在する世界テイワット。主人公の旅人は、あるきっかけからテイワットへやってきた人物だ。本作で旅人は、生き別れの兄/妹の消息を追ってテイワットを冒険。相棒のパイモンと共に、7つの国を巡る旅を続けている。システム面では、いわゆるガチャシステムが搭載。アップデートにより、多数のキャラクターや武器が登場してきたことも特徴だろう。
Ver.4.5「鋒刃、錦を裁つ」においても、新星5キャラクターの千織が登場。あわせて新星5片手剣「有楽御簾切」や、伝説任務なども登場している。そうした中、片手剣「有楽御簾切」の日本語説明文が、実装前に修正されたようだ。「有楽御簾切」は、装備キャラクターに防御+20%/通常攻撃ダメージ+16%/元素スキルダメージ+24%バフ効果を付与。さらにチーム内のキャラクターがフィールド上で岩元素ダメージを与えた時に、武器による通常攻撃/元素スキルのダメージアップ効果が100%アップする。防御力とシナジーのある岩元素キャラクターや、岩元素キャラクターを採用する編成向けの武器となっている。
実装前に公開されていた「有楽御簾切」の日本語の効果説明文などでは、岩元素に関連した部分が「周囲のチーム全員がフィールド上で岩元素ダメージを与えた後、上記ダメージアップ効果が元の100%分アップ」となっていた。旧説明文でも、武器のダメージアップ効果が岩元素ダメージによって上昇することは読み取れる。しかし「周囲のチーム全員が」と記載されていたため、チーム内の全員がそれぞれ岩元素ダメージを与えた時に効果を発動するように読める。性能発表時には発動条件を巡ってSNS上でも一部ユーザー間で話題になっており、英語版の説明文を確認してローカライズの誤りを指摘したり、Ver.4.4実装の武器「鶴鳴の余韻」(効果説明文内で同様に「周囲のチーム全員が」と表現されている)の例から効果を類推したりするユーザーが見られた。
パッチノートによるとVer.4.5では「有楽御簾切」について、実装と共に日本語テキストに存在したローカライズの誤りを修正。岩元素に関連した部分が、「付近にいるチーム内キャラクターがフィールド上で岩元素ダメージを与えた後、上記ダメージアップ効果が元の100%分アップ」へと変更された。実際の効果が伝わる日本語テキストへと調整されたわけだ。なお「有楽御簾切」の詳細な効果は、3月9日に公開された。パッチノート上にも旧説明文が残るなど、急ピッチで修正がおこなわれたようだ。
なお先述の「鶴鳴の余韻」など、「周囲のチーム全員」との日本語テキストに関しては、依然としてゲーム内に残されているようだ。今後の更新によって、「周囲のチーム全員」が、「付近にいるチーム内キャラクター」へと修正されるという。このほかテキスト関連では、固有天賦の効果テキスト「チーム内にいる自身のキャラクター全員の移動速度がアップする」が、「チーム内にいる自身のキャラクター全員が疾走効果を獲得し、移動速度がアップする」へと変更。一部世界任務/アイテム/書籍/図鑑のテキスト改善や、一部日本語漢字フォントも調整されている。また新祈願「集録祈願」の実施や、ログイン画面へのオプション追加、祈願履歴が1年分まで確認可能になるといった変更も実施されている。
『原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中だ。