『モンスターハンター:ワールド』売上2500万本突破。新作『ワイルズ』発表後に売上を上乗せし大台達成

カプコンは3月12日、『モンスターハンター:ワールド(Monster Hunter: World)』の売上が2500万本を突破したと報告した。シリーズ全体では、2023年12月末時点で累計販売本数9700万本に達しているという。

カプコンは3月12日、『モンスターハンター:ワールド(Monster Hunter: World)』の売上が2500万本を突破したと報告した。プレスリリースによると、発売から6年以上に渡り継続的なデジタル販売を推進し、2500万本を突破したそうだ。また『モンスターハンター』シリーズ全体では、2023年12月末時点で累計販売本数9700万本に達しているという。


『モンスターハンター:ワールド』は2018年1月にPS4および海外Xbox One、同年8月にPC向けとして発売された、『モンスターハンター』シリーズのハンティングアクションゲームである。本作では14種類の武器が登場し、スリンガーによる移動などが可能。新たに構築された地形や生態系が息づく世界を舞台に、究極の狩猟生活が体験できると謳われていた。

なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で25万9955件中87%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。Steam Scoutの分析結果によると、レビューの割合は中国語(簡体字)が38.3%、英語が34.3%、韓国語が7.6%、中国語(繁体字)が3.8%、スペイン語が3.1%、ポルトガル語が2.6%、ドイツ語が2.6%、フランス語が2.3%などと並ぶ。幅広い言語からレビューが寄せられており、世界中のプレイヤーから遊ばれてきたようだ。また2019年から2020年にかけては、拡張コンテンツ「モンスターハンターワールド:アイスボーン」(以下、アイスボーン)も発売されていた。


今回の発表では、そんな本作の販売本数2500万本突破が明らかになった。発表された販売本数は、本編と「アイスボーン」を同梱した「モンスターハンターワールド:アイスボーン マスターエディション」(以下、マスターエディション)を含む数になるという。本作の売上としては、2018年1月29日のPS4/Xbox One版発売から3日時点で、500万本を突破していた。その後、Steam版配信から10日後となる2018年8月20日に1000万本を記録。「アイスボーン」発売後の2021年10月19日には2000万本突破が報告されてきた。2000万本突破の時点ですでに発売から3年が経過していたが、そこから約2年ほどの期間で、さらに500万本の売上を積み上げていたわけだ。

なお、カプコンによる2023年12月31日時点のデータでは、同作の販売は2410万本となっている。2024年に入ってから90万本以上の売上を達成しており、発売から6年以上が経過しても売れ続けているようだ。

本作Steam版は3万人前後のプレイヤーベースを維持してきたほか、昨年12月8日にはゲームイベント「The Game Awards 2023」にてシリーズ新作『モンスターハンターワイルズ』が発表。これを受けてか2023年末から今年初めにかけてのホリデーシーズンでは本作のプレイヤー数が急増を見せ、1月6日には同時接続プレイヤー数が約16万3000人に到達していた(SteamDB)。根強い人気や新作発表も、本作が売上を伸ばしてきた要因といえそうだ。


また2023年12月31日時点のカプコンのデータによると、シリーズ作品としては『モンスターハンターライズ』が1420万本、同作拡張コンテンツ「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が710万本、『モンスターハンターポータブル 3rd』が490万本、『モンスターハンターダブルクロス』が470万本などとなっている。「モンスターハンター」シリーズ全体では売上が9700万本にも及んでいるが、『モンスターハンター:ワールド』は人気シリーズの中でも一つ抜けた人気を誇っているようだ。

モンスターハンター:ワールド』は、PS4/PC(Steam)および海外Xbox One向けに発売中。現在セールが実施されており、期間中PS4版が50%オフの995円、Steam版が67%オフの986円で購入できる

また2025年には、『モンスターハンターワイルズ』が発売予定となっている。

【UPDATE 2024/3/12 18:19】
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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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