日本ファルコムは3月8日、『東亰ザナドゥ』の新プロジェクト始動を発表した。首都・亰都を舞台にした、10周年プロジェクトとなるようだ。ティザーサイトおよびアナウンストレイラーが公開されている。
『東亰ザナドゥ』は、日本ファルコムから2015年9月30日にPlayStation Vita/PlayStation Vita TV向けとして発売された、都市型神話アクションRPGである。同作の舞台は、東亰で大地震が発生してから10年後の2015年。主人公の時坂洸は、東亰郊外・多摩地域の杜宮市に住む高校2年生だ。杜宮学園に通う時坂洸は、特定の部活動には所属せず、困った人を助けようと先々で首を突っ込む日々を過ごしていた。
4月のある日、時坂洸はバイト帰りの深夜の旧市街で、クラス委員長の柊明日香が不良に絡まれているところを目撃。時坂洸は、彼女を不良から助けようと路地裏へと足を踏み入れる。しかし彼が首を突っ込んだ先には、異様な空間でバケモノに襲われる不良たちと、虚空から輝く剣を取り出す委員長の姿があった。夜の出来事を契機に、時坂洸の日常は一変。異界の調査し、事件の解決するべく戦う、適格者たちの物語が描かれる。
ゲームシステムとしては、現実でのアドベンチャーパートと、異界でのアクションパートによってゲームが進行。キャラクターの特殊なイベントが見られるキズナエピソードなども用意されていた。なお同作の発売後には、新規シナリオやグラフィックのフルHD化などをおこなった『東亰ザナドゥ eX+』も発売。Steam版『東亰ザナドゥ eX+(Tokyo Xanadu eX+ )』のユーザーレビューでは、記事執筆時点で1204件中86%の好評を得てステータス「非常に好評」となっている。
今回の発表では、そんな『東亰ザナドゥ』の10周年プロジェクト始動が発表された。日本ファルコムの発表によると、ジャンルはアクションRPG。コンソール向けの完全新作タイトルとして企画・開発中であり、あらゆるゲームシステムを0から組み上げたという。また本作の舞台は、首都・亰都とされている。前作では首都・東亰の郊外を舞台に物語が展開されていたが、新プロジェクトにおいては前作と共通の世界観をもちつつ、舞台設定が一新されているとのこと。詳細は不明ながら、トレイラー内には赤い空や街を背景に、何人かのキャラクターが登場している。前作とは異なる地を舞台に、異界領域「ザナドゥ」を巡る新たな若者たちの物語が描かれるのだろう。
生誕10周年に向けた『東亰ザナドゥ』の新プロジェクトは、企画・開発中。ティザーサイトおよびトレイラーが公開中だ。