オープンワールド悪おじさんARPG『Yet Another Fantasy Title』4月11日発売へ。うっかり勇者を返り討ちにした盗賊のおじさんとなり、竜退治の冒険へ


パブリッシャーのGames OperatorsとデベロッパーのAtomic Wolfは3月7日、『Yet Another Fantasy Title』を4月10日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。ストアページ表記によると、Steamでは日本での配信は時差の関係で4月11日になるようだ。

『Yet Another Fantasy Title』は見下ろし型のオープンワールド・アクションRPGだ。舞台となるのは、剣と魔法のファンタジー世界。平和な世界だったが、突如現れたドラゴンが王を食べてしまい、国は混乱に陥っている。予言では、選ばれし勇者(Chosen One)がドラゴンを倒し平和を取り戻してくれるはずだったが、うっかり逃亡中のごろつきが勇者を返り討ちにして殺してしまう。プレイヤーはこのごろつきとなって勇者になりかわり、パロディとユーモア満載の世界で冒険をおこなう。

本作では剣や魔法を使って戦闘することが可能。主人公は本来、サイドクエストで勇者に退治されるならず者のおじさんにすぎないが、魔法使いに教えてもらうことで魔法を使えるようになるとのこと。トレイラーでは、おじさんが衝撃波や電撃を放ったり、周囲の敵を焼き払ったり凍らせたりといったシーンが存在。元やられ役のおじさんを育てることで、実際に強い英雄にしていくことができるようだ。

勇者になりかわったおじさんは、いちおうドラゴン退治を目指して旅をすることになるという。徒歩のほかに馬や馬車、機械仕掛けのブタに乗って旅ができるとのこと。馬はその辺りのものを盗むこともできるが、見つかると赤と青のパトランプを付けた衛兵に追い回されることになる様子。また旅路では、石になったトロールのお尻から剣を抜いたり、とある指輪を捨てに行ったりと、さまざまなクエストが展開されるようだ。トレイラーでは、アンデッドと戦っていたかと思いきや酒場で乱闘を始める自由奔放なおじさんの姿が描かれており、ちゃんと世界を救えるのか気になるところである。


本作を手がけるAtomic Wolfはポーランド・ワルシャワに拠点を置くゲームスタジオだ。過去にはアメコミ風2.5Dアクション『LIBERATED』を制作している。ちなみにパブリッシャーであるGames Operatorsは過去に『Rustler (Grand Theft Horse)』をリリース。同作は「歴史的に不正確な」中世を舞台とした、ユーモア満載の見下ろし型オープンワールドアクションゲームである。本作『Yet Another Fantasy Title』も、ブラックユーモア満載の新作としてGames Operatorsから打ち出されるかたちだ。

『Yet Another Fantasy Title』はPC(Steam/GOG.com)向けに、4月11日配信予定だ。