デッキ構築オンライン対戦『Duelists of Eden』Steamにて本日リリース。ハイスピードにデッキを展開し相手と戦うアクションカードゲーム
インディー開発者のThomas Moon Kang氏は3月8日、デッキ構築オンライン対戦ゲーム『Duelists of Eden』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。またゲーム内は日本語表示に対応する。
本作はデッキ構築オンライン対戦ゲームだ。2020年にリリースされたデッキ構築型アクションゲーム『One Step From Eden』のその後の世界が舞台となっている。前作『One Step From Eden』は、『ロックマンエグゼ』シリーズや『Slay the Spire』から影響を受け制作されている。同作はグリッド上で戦う戦略性とハイテンポなバトル、デッキ構築を組み合わせた作品として、非常に高い評価を獲得している。
『Duelists of Eden』は、前作のシステムをベースに、オンライン対戦に特化。さらに、『One Step From Eden』にも登場していたサフロンやセリシーといったキャラクターが引き続き登場。そしてゲームプレイとしては、4×4マスのタイルに区切られた自陣と敵陣が向かい合ったフィールドにて戦闘がおこなわれる。バトル中はこの範囲を自由に動くことが可能だ。そして主な攻撃手段としてスペルを使用。このスペルをカードのデッキとして組んでおき、選択・使用することとなるのだ。バトルはリアルタイムで進行し、スペルを組み合わせたコンボや、敵のスペルを回避したりなどと、ハイスピードに繰り広げられる戦闘が特徴だ。
またシステムとしてはオンライン対戦ゲームとなっており、P2P型のロールバックネットコードが実装されている。さらにチュートリアルやトレーニングモードも用意されており、対戦のいろはを学んだり、ゲーム速度の設定やデッキの編集をおこなったりすることができる。
ちなみに前作『One Step From Eden』は基本的にCPUを相手とするPvEがメインのゲーム。一方でCo-opモード、そしてPvPモードが実装されており、協力・対人戦をおこなうことが可能であった。しかしながら、ローカル限定でのモードとなっていたため、オンラインでの対戦は未実装となっていた。同作のSteamユーザーレビューは好評を獲得しつつも、対人戦がローカル限定のモードとなっていることを惜しむ声も存在していた。『Duelists of Eden』は、そうした要望に応えた作品となっているといえるだろう。
本作は2022年に発表され、『One Step From Eden』をベースとしつつも、新たなゲームエンジンで開発されると告知されていた。そこから約2年の時を経て、本日リリースに至った。Thomas氏によれば、本作は今後も多くのコンテンツが追加され、またさらにブラッシュアップされていくとのこと。また本作のSteamニュースハブでは、リリース開始の発表とともに「we’ll see you next week!(また来週お会いしましょう!)」とコメントが添えられている。新スペルやキャラクターの追加などを含めたアップデートなども予定されているのだろうか。今後の発表なども気になるところだ。
『Duelists of Eden』はPC(Steam)向けに販売中。なおリリース記念セールとして、3月15日まで定価580円の10%オフである522円での購入が可能となっている(いずれも税込)。