高評価・魔書数字ロジックゲーム『ロジアート グリモワール』Steamで3月15日正式リリースへ。「ピクロス」職人ジュピター新作、大型アプデで新パズル100問以上追加

ジュピターは3月8日、『ロジアート グリモワール(Logiart Grimoire)』PC(Steam)版を3月15日に正式リリースすると発表した。ピクチャークロスワードパズルと謎解きを組み合わせたパズルゲームだ。

株式会社ジュピターは3月8日、『ロジアート グリモワール(Logiart Grimoire)』PC(Steam)版を3月15日に正式リリースすると発表した。本作はNintendo Switch向けにも4月に正式リリース予定。


『ロジアート グリモワール』はパズルゲームだ。開発を手がけるジュピターは、任天堂と共に数多の「ピクロス」を手がけてきたことで知られる。ピクロス、つまり縦と横の数字をヒントにイラストを完成させるピクチャークロスワードパズルは本作にも登場し、作中では「ロジアート」と呼称される。

本作の舞台となるのはファンタジー世界。プレイヤーはロジアートの魔書に導かれ、魔書の管理人であるエミールと共にロジアートを完成させていく。ロジアートのサイズは5×5から40×30まで6段階用意。オン・オフ可能なアシスト機能も用意されているため、活用すれば手軽に遊ぶこともできるだろう。

なお本作ではクリアしてイラストを完成させたロジアートが、新たな問題を解放するための素材となる。2~3個の素材を正しく組み合わせることで、エミールが「フュージョン」して新たな問題をアンロックしてくれる。


フュージョンにおける正しい組み合わせは、各問題がもつヒントテキストからの推理が必要。たとえば「棒状の持ち手があり、先端に木より頑丈な素材がついている」とのヒントがある場合、「木」と「石」のロジアートを組み合わせることで、新たなロジアートが生まれるといった具合だ。ピクチャークロスワードパズルでイラストを完成させるだけでなく、完成品からさらなる謎解きを楽しめる要素となっている。

本作はSteamにて2023年9月に早期アクセス配信開始され、ユーザーレビューでは本稿執筆時点で104件中97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ジュピターが手がけるピクチャークロスワードパズル部分のほか、フュージョン機能による遊びの広がりも一定の評価を受けている。また丁寧に用意されたチュートリアル機能も好評のようだ。チュートリアル機能はオン・オフを切り替えることも可能となっている。

本作は早期アクセス配信期間中にアップデートを重ね、さまざまな不具合修正や調整が実施。フュージョン失敗時のクールタイムの短縮や、各種演出のスキップ機能、「お気に入りの素材タブ/最近使った素材タブ」の実装など、遊びやすさを向上させるブラッシュアップがおこなわれてきた。約5か月を経て今回、3月15日に正式リリースされるかたちだ。


正式リリース時のアップデートでは、新規パズルが115問追加され、ゲーム内に登場するパズルの総問題数は合計419問となる。サイズの大きなパズルも数多く追加されているそうだ。また「不思議な手紙」画面や、新規BGM5曲、BGMのカスタマイズ機能のほか、各種アクセシビリティ設定も実装される見込み。追加のBGMは“分かる人には分かる内容”とのことなので、じっくり聴きこんでみるのもいいだろう。このほか、エミールのアクセントボイスや、一部アニメーションの変更・追加もおこなわれる。コレクション画面のフィギュア鑑賞モードや新たな実績も追加されるそうで、遊びこむ際のモチベーションにもなりそうだ。

さまざまな要素も追加されつつ正式リリースを迎える『ロジアート グリモワール』。Steamの本作公式ニュースでは、早期アクセス配信中のユーザーらへの感謝も伝えられている。なお正式リリース時には販売価格が1320円から1980円に値上げとなる見込み(いずれも税込)。気になる人は今のうちに購入しておくのもよいだろう。

『ロジアート グリモワール(Logiart Grimoire)』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、3月15日に正式リリース予定だ。またNintendo Switch向けにも4月に発売予定となっている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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