Arrowhead Game Studiosは3月6日、『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』に向けてアップデート「Minor Patch 01.000.100」を配信開始した。武器「ブレイカー」や戦略支援「シールドパック」が弱体化となった。
『HELLDIVERS 2』は、2015年発売の見下ろしシューター『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。開発はArrowhead Game Studiosが手がけている。本作は最大4人でのオンライン協力プレイに対応し、PC版とPS5版の間でのクロスプレイもサポート。プレイヤーはエリート兵士ヘルダイバーとなり、宇宙生物のムシや、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。
本作に向けてアップデート「Minor Patch 01.000.100」が配信開始された。アップデートでは大きな変更として惑星に災害が巻き起こるようになった。炎の竜巻や隕石など、ランダムでさまざまな災害に見舞われるようになったという。
またミッションや武器のバランス調整も実施。殲滅が目的となるミッションでは倒す必要のある敵の数が増加したほか、敵の出現頻度も上昇しているとのこと。従来はミッションに必要となる時間が想定よりも短かったといい、アップデート後は従来の2倍の時間を要するように調整されているそうだ。
さらに武器や装備のバランス調整では、人気武器であった「ブレイカー」や戦略支援武器「レールガン」などが弱体化。詳細は以下のとおりだ:
■武器/支援武器
ブレイカー
マガジン容量が16発から13発に減少
反動が30から55に増加
レールガン
安全モードでの装甲貫通力が低下
敵の耐久部位(durable enemy parts)へのダメージが低下
火炎放射器
1秒あたりのダメージが50%上昇
レーザーキャノン
敵の耐久部位へのダメージ上昇
装甲貫通力が上昇
取り回し(エルゴノミクス)が改善
パニッシャー
マガジン容量が40発から60発に増加
よろけ力を増加
1発あたりのダメージが40から45に上昇
ブレイカー拡散弾
装甲貫通力が上昇
発射速度が300から330に上昇
ペレット数が1発あたり12から16に増加
マガジン容量が32から26に減少
■戦略支援
シールドパック
リチャージまでの待機時間(delay)が増加
軌道120mm/380mm榴弾弾幕
砲撃時間が増加
拡散が減少
公式Discordチャンネルによると、開発チームは幅広い武器の選択肢を提供することを目指しているといい、それぞれの武器に長所と短所をバランスよく備えさせたいという。汎用性の高い強力な武器が生まれ、いわゆる“メタ”が確立してしまうと、プレイヤーは楽しい武器と効果的な武器の選択を強いられるようになると判断されたそうだ。
「ブレイカー」「レールガン」「シールドパック」は過去1か月の集計データとプレイヤーからのフィードバックに基づき、そうした調整方針をもっとも逸脱していたとのこと。弱体化がほどこされたものの、効果的であることには変わりなく、ほかの武装とともに選択肢のひとつになるだろうとされている。
さまざまな調整が実施された「Minor Patch 01.000.100」。新たに強化を受けた武器も存在するため、この機会に別の武器に触れてみるのもいいかもしれない。なお本作に向けてはまもなく(soon)搭乗型メカ「エクソスーツ」であるEXO-45が実装予定と告知されている。こちらの続報にも注目したい。
『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに発売中だ。