パブリッシャーのFrosty PopとデベロッパーのStrange Scaffoldは3月6日、『Life Eater』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、4月16日配信予定。
『Life Eater』は誘拐シミュレーションホラーゲームだ。主人公となるのは、現代に生きるドルイドとして郊外でひっそりと暮らしている男。男は暗黒神Zimforthに仕えており、神が世界を終わらせるのを防ぐため毎年人間を誘拐し、生贄として捧げる儀式をおこなっている。プレイヤーはこのドルイドの男として、隣人を誘拐していくことになる。
誘拐のゲームプレイは、動画編集ソフト風のインターフェースにておこなわれることになるという。ターゲットの一日の行動を探り、誘拐できそうなタイミングを見計らっていくのだ。双眼鏡で監視する、電話をかけるといった行動をとり、標的のスケジュールを確認してタイムラインを埋めていくことができる模様。そうして標的が一人きりになる無防備な時間帯を特定し、誘拐を実行に移すことになるようだ。一方儀式には期限があり、また怪しまれすぎると当局に捕まってしまうという。密かに、しかし素早く誘拐を決行する必要があるようだ。
また本作ではオリジナルと自動生成のストーリーが融合し、何度も繰り返し遊べる作品になるとのこと。そもそも暗黒神は本当に存在するのか、すべては男の妄想に過ぎないのか、といった虚実の入り混じったストーリーが展開されるようだ。邪神に翻弄される哀れな司祭なのか、妄想に取りつかれた狂人なのか、男の真実や末路も気になるところである。
本作を手がけるStrange Scaffoldはアメリカ・テキサス州に拠点を置くゲームスタジオだ。過去には吸血鬼ハンターTPS『El Paso, Elsewhere』や、SF臓器売買シム『Space Warlord Organ Trading Simulator』などを制作。両作はSteamユーザーレビューにて本稿執筆時点で、90%を超える好評率を得て「非常に好評」ステータスを獲得している。ややダークな作風の人気作を手がけてきた同スタジオから、現代を舞台によりダークな雰囲気となった本作が打ち出されるかたちだ。
『Life Eater』はPC(Steam)向けに、4月16日配信予定だ。