砦建築・防衛ストラテジー『Cataclismo』7月17日発売へ。「レゴブロック」に影響受ける自由な建築システムで、人類最後の砦を守り抜く

 

デベロッパーのDigital Sunは3月5日、『Cataclismo』を7月17日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)で、ストアページ表記によると日本語表示に対応する見込み。


『Cataclismo』はタワーディフェンス要素のあるリアルタイムストラテジー(RTS)ゲームだ。舞台は古代技術の濫用で起きた「カタクリスモ」により崩壊し、霧に包まれてしまった世界。プレイヤーは人類最後の砦を守り抜き、砦の指導者であるレディー・イリスと共に人類再建の道を模索することとなる。

ゲームは昼の建築パートと夜の防衛パートに分かれて進行。建築パートでは夜に備えて防衛施設の建造をしつつ、新たな区域の解放や資源の収集をするのが目的だ。ゲームの進行につれて街の繁栄レベルが上昇し、新たな施設や技術、兵器を得てゆく。

本作の建築システムはレゴブロックからインスピレーションを得ているといい、砦内部の施設の建造、兵士や罠の配置にくわえ、ブロックを自由に配置することが可能だ。このブロックはさまざまな形が存在しており、100種類以上が存在。一つ一つ積み重ねることで好きな形の城壁や高台、橋などを作ることができる。また、ブロックには物理演算が搭載されているため、配置によって耐久力が変わったり、落ちたブロックで敵にダメージを与えるといった要素もあるとのことだ。

 


夜の防衛パートでは、霧魔と呼ばれる魔物たちの大群を撃退しなければならない。迎撃には主に弓矢や大砲などを扱う兵士が用いられ、レディー・イリスも指導者として前線に参戦。兵士は配置場所の高さによって能力の強化や変化がされるため、建築パートでのプランニングが重要となる。ほかにも火炎放射器やトゲ罠といった霧魔の進行を妨げる罠や、天候によるゲームプレイの変化があるとのことだ。

本作にはメインストーリーを遊ぶキャンペーン、永遠に防衛をし続けるサバイバルモードや特殊なマップを遊ぶスカーミッシュが存在。また、敵に襲われず建設を無制限にできるクリエイティブモードも搭載している。

 


本作を手がけるのはスペインのバレンシアに拠点を置くDigital Sunだ。過去には『Moonlighter』や『メイジシーカー:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』を手がけており、いずれもSteamユーザーレビューでは「非常に好評」のステータスを得ている。

本作『Cataclismo』は、これまで主に2Dアクションゲームを手がけてきたDigital Sunによる、新たな挑戦作となるようだ。スタッフの多くは子供の頃にレゴブロックで遊んだ経験があり、先述のとおり本作に大きな影響を与えているとのこと。自由なブロック配置システムや、クリエイティブモードなどに反映されているようだ。

『Cataclismo』は7月17日にPC(Steam/GOG.com)向けに発売予定。Steamストアページにて体験版も配信中。