マルチ対応ドット絵ARPG『Secrets of Grindea』ついに正式リリース、プレイヤーで賑わう。13年間の開発で釣りやローグライトモードなどコンテンツ大量、今後もサポート継続

 

デベロッパーのPixel Ferretsは3月1日、『Secrets of Grindea』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。Steamでの販売価格は1480円で、3月8日までリリース記念セールとして10%オフとなる1332円で購入可能だ(価格はいずれも税込)。


『Secrets of Grindea』はアクションRPGだ。最大4人での協力プレイに対応している。本作はレトロゲームから影響を受けた現代的なアクションRPGと謳われており、スーパーファミコンのゲームたちに敬意を表した作品であるという。プレイヤーは探検家一家に生まれ育った若者としてGrindeaの世界を冒険し、世界の謎を解き明かしていくことになる。

本作の世界にはさまざまなキャラクターが登場。プレイヤーはクエストをこなしたりしながら人々と交流を深めていくことになる。また旅先では手強いボスと戦闘になることも。公式説明によると、300人以上のキャラクターたちと30体以上のボスがプレイヤーの旅を待ち受けているとのこと。剣技や魔法を習得して主人公を強化し、困難を乗り越えていくのだ。

また本作にはさまざまなサイドコンテンツが存在する。釣りやペットの飼育、家の飾り付けなどといった要素やミニゲームなどが用意されている。またストーリーモードとは別のゲームモードとして、アーケードモードも存在。こちらのモードでは、ランダム生成されたマップを冒険しつつ町を育て、死んだらやり直しとなるローグライト風のゲームプレイが展開される。


本作は2015年にSteamにて早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約5000件のレビューを集め、90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。豊富なコンテンツやキャラクターの魅力、歯ごたえあるボス戦などが好評を得た。そんな本作は正式リリースにより大きくプレイヤー数を増やしており、同時接続プレイヤー数はピーク時で約2000人を記録(SteamDB)。これまで100人程度で推移していたところから数字を大きく伸ばし、勢いをみせている。

正式リリースに先だっておこなわれたアップデートでは、ストーリーモードにエンディングが追加された。またアーケードモードもクリアすることができるようになったという。早期アクセス配信開始から約9年を経てついに本作のストーリーが完結し、ゲームをクリアできるようになったかたちである。


また開発元はSteamの本作公式ニュースにて、正式リリースに際した心境を発表。本作の開発期間は13年に及んでおり、開発を始めたころはまだ学生だったとのこと。こうして正式リリースの日を迎えることができたことに現実味がなく、夢見心地であるという。プレイヤーからのサポートのおかげで本作を作りたいように作ることができたといい、とても感謝していると伝えている。また今後については、本作のバグの修正やNew Game+の導入などに取り組むとし、開発を続ける姿勢を明らかにしている。

『Secrets of Grindea』はPC(Steam/GOG.com)向けに配信中だ。またSteamでは3月8日までセールがおこなわれており、10%オフとなる税込1332円で購入可能だ。