眠気と戦う旅行ローグライク『まどろみトラベル』Steamにて3月29日発売へ。睡魔に抗い感動とエナドリをキメる、寝たら即終了の不思議な旅

サークル魔女の脳は3月1日、まどろみだらけの街を寝落ちしないように旅行する、死に覚えローグライク『まどろみトラベル』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、3月29日リリース予定。通常価格は240円になるそうだ。

サークル魔女の脳は3月1日、『まどろみトラベル』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、3月29日リリース予定。通常価格は240円になるそうだ。

『まどろみトラベル』は、まどろみだらけの街を寝落ちしないように旅行する、死に覚えローグライクシミュレーションゲームである。本作の舞台は、海の干潮時にだけ姿を現すという街「睡眠街」。主人公のコノミは、旅行好きという程でもない少女だ。本作ではそんな彼女が、眠りを司る睡眠街を巡っていく。ただし睡眠街は、旅を阻むまどろみで満ちており、歩いているだけでも眠気に襲われるという。本作では睡魔と戦いながら進む、不思議な旅行が繰り広げられる。


コノミは眠ってしまわないように、まどろみでいっぱいの睡眠街を巡っていく。本作でコノミにはまどろみゲージが存在。ゲージがいっぱいになると寝落ちして、即ゲームオーバーになってしまうようだ。ストアページによると、眠気には感動体験が効果的であり、正しい対処をすればまどろみは減少。本当に眠いときには、アイテムのエナジードリンクも有効なようだ。本作でプレイヤーは、イベントやアイテムによってコノミのまどろみを管理しながら、彼女の旅を進めていくのだろう。

動画やスクリーンショットを見る限りでは、本作では古本屋で読めない本を買ったり、雑務を手伝ってお礼をもらったりといったイベントが存在。同行者とともに街を巡ることもあるようだ。そのほか、本作のプレイ時間は1時間から2時間程度。手描きのアニメーションや3種類のエンディングによって、不思議な街のささやかな旅が描かれている。


本作を手がけている魔女の脳は、個人でゲームを作っているという旧古氏によるサークルだ。過去作としては、ストーリー重視の探索ADV『タンサキ 片道の宇宙探索』をスマートフォン向けにリリース。自機ショット中は敵弾が見えなくなるSTG『タングステンの復讐劇』の開発が進められていたが、2023年11月に大幅なリリース延期が発表されている。

本作『まどろみトラベル』は、同氏のX(旧Twitter)アカウントを見る限りでは、2024年1月頃に開発が始められたようだ。主人公の名前はコノミとなっているが、『タングステンの復讐劇』にも黒練菓(くろねこのみ)というキャラクターが登場。両作にはなにか関連があるのかもしれない。


『まどろみトラベル』はPC(Steam)向けに、3月29日リリース予定だ。通常価格は税込240円。旧古氏のXアカウントによれば、リリース時にはセールも検討されているようだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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