『ディアブロ』シリーズ公式Xアカウントは4月22日、チャリティイベント「デュリエルの供物」を実施した。同アカウントのポストに集まったいいね数に基づき、“大量のウジ虫”を慈善動物病院に寄付できるイベントだ。またたく間にウジ虫300万匹分のいいねが集まり、イベントは終了となった。
『ディアブロ』シリーズは、Blizzard Entertainmentが手がけるハクスラアクションRPGだ。最新作となる『ディアブロ IV』は、2023年にリリースされた。舞台となるのはオープンワールドとして構築された広大な世界「サンクチュアリ」。プレイヤーはドルイド・ローグ・ソーサレス・バーバリアン・ネクロマンサーといったキャラクタークラスから選択し、各地を旅しながら地獄の軍勢と戦う。
『ディアブロ』シリーズ公式Xアカウントは4月22日、「デュリエルの供物(Duriel’s Offering)」なるチャリティイベントを実施した。同イベントでは、“ウジ虫”が米国のとある事前団体に寄付されるという。なおデュリエルとは『ディアブロ』シリーズのボスキャラクターだ。『ディアブロ IV』にも「苦痛の帝王」「マゴットキング」といった二つ名をもつボスとして登場する。マゴット(maggot)、つまりウジ虫と関連付けられる、醜悪な存在となっている。
今回のソーシャルイベント「デュリエルの供物」では、デュリエルがユーザーたちに“協力”を要請。上記ポストに集まったいいね25件ごとに、Tiggywinklesに4万5000匹のウジ虫が寄付される見込み。Tiggywinklesは、野生動物に無料で治療を施す英国の慈善病院。ウジ虫は、入院中の鳥たちのエサとして寄付されるわけだ。目標値としては、合計で2年分以上となる量のウジ虫を提供することであった。
イベント開始からいいね数はまたたく間に増えていき、わずか10分でウジ虫100万匹分のいいね(約560いいね)を獲得。その後も順調にいいね数を増やし、本日4月23日6時ごろにはウジ虫3000万匹分のいいね(約1万7000いいね)を獲得するに至った。同時刻をもっイベントは完了。自分の子分であるウジ虫たちが環境保護に役立ったことを確認して、デュリエルも穏やかな眠りにつけるそうだ。鳥たちに慕われるデュリエルの画像と共に、チャリティイベントは幕を閉じている。
ちなみに4月22日は「アースデイ(地球の日)」として、国内外で地球の環境保護への興味関心を促すイベントがおこなわれてきた。今回の「デュリエルの供物」も、そうした活動の一環として、『ディアブロ』公式により実施されたかたちだ。“ウジ虫を寄付する”という一風変わったイベントながら、ゲーム内キャラのデュリエルにちなんだ本作ならではの試みかもしれない。
なお『ディアブロ』シリーズ最新作となる『ディアブロ IV』は、PC(Steam/Battle.net)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中だ。