少女たちの喪失と再生を描くADV『リルヤとナツカの純白な嘘』6月6日発売へ。盲目の画家と助手の、依頼者の謎を解き明かす心温まる物語
国内のゲームブランド・フロントウィング(Frontwing)は2月28日、『リルヤとナツカの純白な嘘』を6月6日に発売予定だと告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/DMM GAMES/DLsite)。公式サイトおよびSteamのストアページも公開中になっている。
『リルヤとナツカの純白な嘘』は、盲目の画家と助手の喪失と再生の物語を描くという、全年齢向けのノベルゲーム作品だ。本作の舞台では、正体不明の天才画家が依頼者のためだけに素晴らしい絵を描いてくれる、という噂がネット上に密やかに流れていた。画家は気まぐれかつ偏屈であり、気に入った依頼だけを受けるのだとか。
本作のメインキャラクターであるリルヤ・メリは、車椅子に乗って暮らす盲目の天才画家。過保護な家族から離れるため、祖母の故郷である日本で暮らしているという。もう一人のメインキャラクター空木夏夏(ナツカ)は、リルヤの家で住み込みで働く少女だ。ナツカはリルヤの助手であり、彼女の新たな目と足になるため、日々奮闘しているという。本作では夏夏が盲目のリルヤに代わって、リルヤの求めるインスピレーションを探して奔走。依頼者に秘められた謎を解き明かすという。過去に痛みを抱えた少女たちによる、喪失と再生の物語が描かれる。
リルヤとナツカの心温まる物語は、ノベルゲーム形式で繰り広げられる。要素としてはフルボイスに対応。公式サイトによると、リルヤ・メリ役を高柳知葉さん、空木夏夏役を伊駒ゆりえさんが担当している。ゲームシステムの詳細については不明ながら、本作ではイラストやボイスの演出を交えつつ、テキストを中心に物語が展開していくのだろう。
また本作では制作陣が明らかとなっている。企画/シナリオは、シナリオライターの浅生詠氏が手がけている。同氏はアダルトゲームブランドCLOCKUPの『euphoria』や『Erewhon』などで企画・シナリオを担当。ブランド・枕の『サクラノ詩』では鳥谷真琴ルートを担当するなど、多数の美少女ゲームに携わっている。また原画/キャラクターデザインはイラストレーターの切符氏、音楽はPeak A Soul+。制作はフロントウィングが担当している。
『リルヤとナツカの純白な嘘』は、PC(Steam/DMM GAMES/DLsite)向けに6月6日発売予定だ。