推理ミスを取り消せないSF探偵ゲーム『Between Horizons』3月25日発売へ。オートセーブで進む責任重大事件調査、巨大宇宙船内に渦巻く陰謀に迫る

Assemble Entertainmentは2月26日、『Between Horizons』を3月25日に発売すると発表した。恒星間移民船で起こった事件を調査する、2.5DのSF探偵アドベンチャーゲームである。

パブリッシャーのAssemble Entertainmentは2月26日、『Between Horizons』を3月25日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。Steamのストアページによると、日本語表示に対応予定。発表にあわせてトレイラーが公開されている。


『Between Horizons』は、恒星間移民船(世代移民船)で起こった事件を調査する、2.5DのSF探偵アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、人類初の別惑星への移民船Zephyr。主人公のステラは警備責任者の父をもつ、24年前に船で生まれた人物だ。本作では、宇宙船内で社会秩序と任務を脅かす事件が発生。父から地位を継承した新人警備責任者のステラは、事件を調査し、背後に隠された陰謀へ立ち向かうこととなる。分岐するストーリーや倫理観を問う困難な選択とともに、宇宙船内での事件が描かれる。


警備責任者のステラは、宇宙船内のマップ上で事件を調査していく。ストアページ内の記載によると、本作ではプレイヤーが事件を推理。手がかりを事件に割り当て、住民と対峙し、関連証拠とともに事件を解決するという。ただし本作では、プレイヤーの推理が間違っていてもストーリーは進んでしまう。オートセーブによって一度下した決断は取り消せず、ストーリーの分岐やエンディングはプレイヤーの選択によって決まるため、緊張感のある選択が待ち受けているようだ。また本作では、ドット絵にエフェクトや3D表現などを取り入れたグラフィックも特徴といえるだろう。


本作を手がけているDigiTales Interactiveは、ドイツ・ザールブリュッケンに拠点を置く小規模ゲーム開発スタジオだ。過去作としては、2021年5月に『Lacuna – SFノワールアドベンチャー』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で1355件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。日本語のレビューでは、世界観や雰囲気などが評価されているようだ。

本作『Between Horizons』においては、前作の経験などを応用し、プレイヤーによる調査の自由度を最大化。前作同様、選択がやり直せない仕組みも導入されている。雰囲気のあるストーリーや世界観に期待したい。

『Between Horizons』は、PC(Steam/GOG.com)向けに3月25日発売予定。Steamのストアページ上の記載によると、日本語字幕に対応するそうだ。また日本語には対応していないものの、体験版も公開されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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