マルチ対応・ドリンクスタンド経営シム『Feed The Cups』早期アクセス好評スタート。経営の大変さが身に沁みるジュース作りの日々

 

パブリッシャーのIndie ArkおよびVambear Gamesは2月21日、『Feed The Cups』の早期アクセス版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。早くも500件以上のユーザーレビューが寄せられ、「非常に好評」ステータスを獲得している。

『Feed The Cups』は経営シミュレーションだ。プレイヤーは悪魔のささやきに耳を貸し、激務の前職を辞めたドリンクスタンドの店長。ステージごとに決まった日数のあいだ、レシピ通りに飲み物を作って訪れる客に提供するのが目的だ。時間が経つにつれ新メニュー追加や客足の増加により徐々に難易度が上がってゆく。1人プレイのほか、4人までのオンラインマルチプレイにも対応している。


飲み物のレシピには、分量と手順の二つが記載。必要な材料、追加トッピングや氷の有無、飲み物の温度や中身をかき混ぜるかどうかなど、さまざまな要素が絡んでくる。レシピ通りに素早く飲み物を提供すると、お店のレビュースコアが上昇。客が増えたりチップがもらえるなど、さらなる売り上げに繋がる。売り上げ金は光熱費や賃料、品物の発注、施設のアップグレードの購入に使用ができる。また、アップグレード以外にも、メリット・デメリット共に強力な“悪魔との契約書”が存在。アップグレードと“悪魔の契約書”は日ごとにランダムに選ばれるため、プレイ体験にバリエーションが生まれるのも特徴だ。

また、店の掃除を怠ったり悪いレビューを得たりすると、少しずつストレスが溜まってゆく。ストレス値が最大まで達すると、その日は働けなくなってしまうため注意が必要となる。機器や材料の場所は自由に配置換えができるため、効率的な動線作りも重要だ。最終日を無事終えるとステージクリア。得られた報酬で新店舗設立やマイホームの拡張、新しい家具の購入ができるほか、新たなキャラクターも解放可能だ。


本作は2月21日にSteamにて早期アクセス版が配信開始。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で522件中95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。かわいい見た目とは裏腹にきちんとした店舗経営が求められる点や、マルチプレイの楽しさが評価されているようだ。

本作はVambare Gamesの暴走孔明氏と熊熊氏の2人だけで、2年半かけて開発された。bilibiliのプロフィールページによれば、暴走孔明氏は10年以上ゲームの企画・開発に携わっていたものの、コーディングは独学で学んだとのこと。熊熊氏と飲料店を経営していたこともあるとのことで、その経験は本作の開発に存分に活かされていそうだ。

早期アクセス版での配信は、フィードバックを得るためとしている。現在ロードマップが公開されているほか、要望があれば他言語への対応の可能性も示唆されている。

『Feed The Cups』はPC(Steam)向けに早期アクセス版が配信中のほか、ゲーム序盤を遊ぶことのできる体験版も配信されている。