渋谷アクションRPG『レナティス』には“実在の店舗”が多数登場する。「TSUTAYA」に「ガスト」に「一蘭」などなど、実名の商業施設も含めて再現された渋谷

フリューは2月26日、『レナティス(REYNATIS)』の最新情報を公開した。本作ではスクランブル交差点や道玄坂、商業施設なども含めてリアルに渋谷が再現されているという。

フリューは2月26日、『レナティス(REYNATIS)』の最新情報を公開した。本作ではスクランブル交差点や道玄坂、商業施設なども含めてリアルに渋谷が再現されているという。本作はPS4/PS5/Nintendo Switch向けに7月25日発売予定。PC(Steam)版もリリース予定となっている。

『レナティス』は、魔法使いが抑圧された渋谷で光を求めて闇に生きるモノたちの物語が描かれる、アクションRPGである。本作の舞台は、少数派の魔法使いが一般人から危険視されており、彼らがひっそり暮らすことを強いられている世界だ。2024年の東京・渋谷では、魔法対策法に基づき夜間外出自粛要請が出されていた。

本作のメインキャラクターである霧積真凛は、交通事故をきっかけに魔法の力に目覚めた19歳の大学生。魔法使いになってからは自由に生きられず、最強になれば解放されるという父の言葉を頼りに、自由を手に入れるため渋谷を訪れる。もう一人のメインキャラクター西島佐理は、生死の境をさまよってレプリカに覚醒した元警察官。魔法に目覚めた時に力を秩序のために使うと決めており、魔法機動隊の一員として違法魔法使いの取締などをおこなっている。本作では解放を求める真凛と抑圧を正義とする佐理が渋谷で出会い、光を求めて闇に生きるモノたちの物語が描かれるようだ。

本作はアクションRPGとなっており、2人の主人公は抑圧/解放モードを切り替えて敵と戦いを繰り広げる。抑圧モードでは攻撃ができない代わりにあらゆる攻撃がで回避が可能。解放モードでは無防備になる代わりに、一気に攻撃を浴びせられるという。モードを切り替えながら敵を倒していくのだろう。なお本作の開発はナツメアタリ、シナリオは野島一成氏が手がけている。

 


そんな本作において舞台となる渋谷の街は、再現度にこだわってリアルに表現されているという。プレスリリースによると、本作にはスクランブル交差点や渋谷センター街、道玄坂といったランドマークとなるエリアが多数存在している。また街中にはSHIBUYA109を含めて有名な商業施設や店舗が、実名で登場。渋谷がリアルに再現されていることも、本作の特徴であるようだ。

公開されているスクリーンショットや画像を見る限りではビックカメラ、ガスト、一蘭、ムラサキスポーツ、ABC-MART、TSUTAYA、アディダスといった実在するブランドや店舗が多数確認できる。「鳥庶民」などわかりやすいパロディも同時に存在しているが、多数の店舗やブランドが実名で登場しているようだ。本作では実名ブランド/店舗も含めて表現された、現実に近い渋谷の街が探索できるわけだ。こうした取り組みにおいては、各お店との交渉が必要であるが、それらをとりまとめたということだろう。

 


レナティス』は、PlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch向けに7月25日発売予定。PC(Steam)向けにも発売予定となっている。通常版は税込8778円。豪華版となるリベレーターズエディションは、パッケージ版税込1万3948円、ダウンロード版税込1万3860円。ゲームソフトに加えて、オリジナルアートブックや描き下ろし複製原画などが付属する。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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