異常調査サバイバルドライブゲーム『Pacific Drive』好調スタート。愛車をゴテゴテに改造し、怪異だらけの区域を調査&生還する

 

Kepler InteractiveおよびIronwood Studiosは2月22日、サバイバルゲーム『Pacific Drive』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5。本作はリリース後Steamで多くのプレイヤーを集めており、さっそく好調なスタートを切っている。


『Pacific Drive』は一人称視点で繰り広げられる、ドライビング・サバイバルゲームだ。舞台は異常現象に満ちたアメリカ太平洋岸北西部。プレイヤーは相棒たる愛車に乗り、「オリンピック隔離ゾーン」と呼ばれている、廃れた研究所の区域に立ち入ってしまう。オリンピック隔離ゾーンではさまざまなアノマリーが発生しており、プレイヤーはそんな危険区域を探索しつつ資源を回収。持ち帰った資源で車の修理・アップグレードをおこない、再び探索に出向くことになる。

オリンピック隔離ゾーンの各地には秘密組織「ARDA」が残した実験の痕跡が存在。ゲームプレイでは、調査・探索と車や設備の強化を繰り返し、探索可能なエリアを広げていく。そうしてゾーンの奥地を目指し、謎を解き明かす。

探索中はシビアな戦闘などが発生するわけではない。とはいえアノマリーに巻き込まれて体力が尽きると探索は失敗。それだけでなくバッテリー切れやガソリン切れで車が止まってしまい、結果として逃げきれなくなることもあるだろう。車の状況やゾーンの状況を確認しつつ、的確な判断で探索を進めていくことが大事になっている。


本作は2月22日にリリースされてから早速同時接続プレイヤー数が1万4093人を記録(SteamDB)。またSteamユーザーレビューでは本稿執筆時点で1456件中79%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得している。レビューではセーブがガレージでのみ行われるシステムについては賛否を分けている一方で、特徴的なゲームシステムや雰囲気が持ち味として評価されている。また相棒たるステーションワゴンのカスタマイズ要素についても好評。内装を変更したり、さまざまな装備を付けたりできるといった、カスタマイズ性の高さが評価を受けているようだ。なかには探索をおこなって修理やカスタマイズをしているうちに、車に愛着が湧いてきたといった声もある。また本作ではオプションからゲームの難易度を細かく調整することも可能で、プレイヤーにとってちょうどいい難しさで遊べる設定が用意されている点も評価されているようだ。


本作を手がけるIronwood Studiosは、アメリカ・シアトルに本拠点を置くゲームスタジオだ。ゲーム業界経験のある開発者たちが集まっているという。スタジオを率いるのは、かつて『inFAMOUS Second Son』や『Planetside 2』などの作品でアーティストを務めたAlexander Dracott氏。『Pacific Drive』は、同スタジオとして初の作品としてリリースされ好調なスタートを見せているかたちだ。

『Pacific Drive』はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5向けに発売中だ。なおEpic Gameストアでは2月29日17時まで、Steamでは3月1日まで定価3400円のところを10%オフの3060円で購入可能なセールがおこなわれている(いずれも税込)。