高評価・鉄道管理シム『Rail Route』正式リリースされ、アプデで遊ぶやすさアップ。自動化要素とパズルが融合した“時間泥棒”ゲーム
デベロッパーのBitrich.infoは2月22日、『Rail Route』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。
『Rail Route』は鉄道運行管理シミュレーションゲームだ。プレイヤーは運転指令所のスクリーン風の画面にて、世界中に実在する都市がモデルとなったマップで路線をデザインする。始めは少数の駅間を手動で運行させ、やがて鉄道網を拡大し運行を自動化していく。
ゲームモードはエンドレスモードと時刻表モード、ラッシュアワーモードの3種類が存在。エンドレスモードでは駅や線路、信号などを建設し、契約通りに列車を運行させることになる。列車が衝突したりしないよう信号やポイントの切り替えなどをおこなって、滞りのない運行を目指す。契約を果たすとお金と経験値が手に入り、新たな建設やテクノロジー開発に使用可能。自動信号など新たな技術をアンロックしていくことで、手動で動かしている列車たちを自動化できるようになっていく。
時刻表モードでは、あらかじめ用意されている路線の管理に集中することになる。新たな施設の建設などはせず、時刻表通りに運行するようダイヤの管理をおこなう。ラッシュアワーモードは、用意されたすべての列車をできるだけ早く目的地に届けるタイムアタックモードである。また本作にはマップエディター機能も存在。マップを自作してシェアしたり、ほかのプレイヤーが作ったマップで遊ぶことができる。
本作は2021年6月にSteamにて早期アクセス配信が開始。これまで継続的にアップデートがおこなわれ、今回2月22日に正式リリースとなった。正式リリースにともなっておこなわれたアップデートでは、チュートリアルの改善とUIの改良、ゲームスピードや列車の流れと音楽が連動する機能の追加や、Steam Deckへの公式対応などがおこなわれている。
そんな本作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約1300件中91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。パズル要素と自動化要素が融合したようなゲームだとして、『Mini Metro』や『Factorio』といった作品になぞらえつつ評価する声が見られる。また最近のレビューには、開発元がコミュニティからの意見を取り入れて改善に取り組んでいることを評価する意見も寄せられている。
Steam公式ニュースによると、正式リリース後も本作のアップデートは続けられる予定とのこと。1.0バージョンのユーザーからのフィードバックを聞いたうえで改善を続けていくという。晴れて正式リリースを迎えた本作のさらなる発展が期待される。
『Rail Route』は、PC(Steam/GOG.com)向けに配信中だ。また現在各ストアで25%オフのセールがおこなわれており、Steamでは3月5日まで定価2900円のところ2175円で購入可能だ(価格はいずれも税込)。