“圧倒的に好評”ローグライクポーカー『Balatro』、発売後3日で売上25万本達成。インフレさせまくりポーカー、口コミ広まりロケットスタート
パブリッシャーのPlaystackは2月21日、ローグライクデッキ構築ゲーム『Balatro』をリリースした。対応プラットフォームは、PC(Steam)/PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S。またゲームは日本語表示にも対応している。本作の売上について、72時間で25万本を売り上げたことが公式Xアカウントより発表された。
『Balatro』は、ドローポーカー(クローズド・ポーカー)とローグライクデッキ構築ゲームを組み合わせた作品だ。プレイヤーは手札の8枚から5枚選び、ハンド(手役)を作ってポーカーの役を揃えることになる。役に応じた得点倍率と、その役に使われたカードの数字の大きさから計算されるチップを獲得。ハンドの制限回数以内に目標チップを達成することが目標となる。なお8枚の手札のうち5枚を「ディスカード」にて各ハンド3回まで入れ替えることが可能。上手に手札を入れ替えつつ、強力な役を作り大きなチップを生み出すのが、本作の基本的な流れだ。
そして本作はローグライクデッキ構築ゲームとして、目標チップを達成しステージをクリアすると、追加のカードが購入可能なショップが出現。ショップでは、得点倍率を上げたり、トランプの数字やマークの変更・削除ができたりする特殊なカードなどが販売されている。こうして作り上げた“イカサマ”デッキを駆使して、より大きなチップを手に入れる。なお攻略を進めると、手札を減らされたり強制的にディスカードさせられたりといった制限付きの特殊ステージ「ボスブラインド」も存在。難所を切り抜けつつ、さらに高価な目標チップが課されたステージの攻略を目指す。
そんな『Balatro』について、全プラットフォームでの売上が25万本を達成したことが2月24日、本作の公式Xアカウントによって報告された。投稿によれば、2月21日に発売されてから、72時間でこの記録を達成したようだ。本作はlocalthunk氏による個人開発作品であり、小規模開発の新作としてかなりの勢いで売り上げているかたちだ。
なお本作はSteam版では、最大同時接続プレイヤー数が2万9608人を記録。本稿執筆時点でも、40番目の同時接続プレイヤー数となっているなど、盛況となっていることがうかがえる(SteamDB)。ユーザーレビューでは5410件中98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。レビュー集積サイトMetacriticにおいても、メディア評価に基づくメタスコアにて100点満点中88点を記録している。
レビューでは、ポーカーをベースとしつつ、ローグライク要素を取り入れた、わかりやすいゲームプレイが評価されている。ほかにもユニークな効果を持った謎のカード「ジョーカー」などを用いた戦術の多さや、予想外の相乗効果が生まれたりする意外性が好評を博している。そうした好評からか国内外でSNS上の口コミや動画投稿も寄せられており、これも売上に繋がったのかもしれない。またSteamでは日本語ユーザーレビューとして、違和感のない日本語訳がおこなわれているとの評価もされている。開発元によると日本語対応はベータ版とのことではあるが、現時点でも一定の品質でローカライズされている点も評価されている模様だ。
ちなみに『Balatro』は今後1~2週間にわたってバグの修正やUI調整、小規模なバランス変更をおこなうとのこと。調整なども含め、本作のこれからの歩みにも注目したい。
『Balatro』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中。なおSteamでは本作のリリースを記念し、本日2月24日24時までセールが実施中。定価1700円のところ、10%オフの1530円で購入可能となっている。