不動産転売シム『REAL ESTATE Simulator』Steamにて3月22日配信へ。安く仕入れた物件をリフォームし転売、大胆な交渉術で業界をのし上がる
パブリッシャーのMidnight Gamesは2月21日、『REAL ESTATE Simulator』を3月22日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『REAL ESTATE Simulator』は不動産転売シミュレーションゲームだ。プレイヤーは投資家となって不動産をできるだけ安く購入し、リフォームして高く転売していく。利益を積み重ねて富を築き、不動産王を目指すのだ。
ゲームの初めはあまり資金がないため、安い物件の売買から始めることになるという。公開されたトレイラーでは、不動産と呼べるかどうか疑わしいが、設置されたテントを購入するシーンから始まっている。売買の際は価格交渉をすることになり、客と何度か価格の提示をしあって合意に至るようだ。交渉が決裂することもあるようで、トレイラーではプレイヤーキャラが客に向かって中指を立てているシーンも存在。大胆な接客術が披露されている。
首尾よく物件を仕入れたら、リフォームして物件の価値を高めることになる。床を張り替えたり家具を設置したりして、物件の見栄えをよくしていく。準備が整ったら自らのサイトに物件の情報と販売価格を載せ、売り出すことになるようだ。そうして興味をもって来店した客とふたたび価格交渉して販売し、利益を得ることになる。交渉次第でサイトに載せた価格より高く売れることもあるようだ。とりあえず強気でふっかけてみることで、利益を伸ばせるのかもしれない。
客には慎重な一見客から裕福な投資家まで幅広いタイプがおり、彼らのニーズを理解することで交渉を有利に運べるという。また本作には市場の崩壊やVIPからの依頼など、ユニークなチャレンジが存在するとのこと。さまざまな事態に対応することで、より大きな利益を上げていくことになるのだろう。そうしてやがては、高層ビルを丸ごと売買するような大物不動産投資家に成り上がっていけるとのことだ。
本作を手がけるGeekonは、過去に駐車場経営シム『Parking Tycoon: Business Simulator』などを開発しているデベロッパーだ。同作は本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューで454件中79%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。バグが多いという報告や、従業員が役に立たないとして不評とするレビューも見られるが、駐車場を拡大していくゲームプレイ部分は好評を得ている。駐車場経営シムで一定の評価を得たデベロッパーが、今回不動産経営シムに乗り出したかたちだ。
『REAL ESTATE Simulator』はPC(Steam)向けに、3月22日配信予定だ。