魔法世界オープンワールドサバイバル『Nightingale』早期アクセス開始で課題ありもさっそく盛況。最大6人マルチでヴィクトリア朝モチーフの世界を自由に探索


デベロッパーのInflexion Gamesは2月21日にオープンワールド・サバイバルクラフトゲーム『Nightingale -ナイチンゲール-』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。本作は早期アクセス配信開始後、ピーク時で約4万8000人を集め、さっそく盛況となっているようだ。


『Nightingale -ナイチンゲール-』は一人称視点で繰り広げられる、オープンワールド・サバイバルクラフトゲームだ。舞台となるのは、ヴィクトリア朝時代をベースとした、神秘と危険が眠るという魔法世界フェイ。プレイヤーはそんなフェイの境域(レルム)を探索するレルムトラベラーだが、ポータルネットワークが崩壊してしまいこの世界に取り残されてしまう。そのため、生き残るためにレルムにて、モンスターと戦闘したり、探索、建築をおこなったりすることとなる。

フェイにはさまざまなバイオームが存在している。森や沼、砂漠などといった土地で、試練や敵対する生物などに立ち向かう必要がある。クラフト要素としては拠点づくりが可能。また探索で発見した設計図を使って、武器や設備を組み立てることもできる。特殊な材料などを準備すれば、装備の魔法属性を高めることなどもできる。

そして本作ではフレンドとのマルチプレイにも対応している。早期アクセス配信開始時点では、最大6人までのオンラインプレイに対応しているという。フレンドとともにモンスターに対抗したり、拠点を協力して築き上げたりしてもいいだろう。


そんな本作が2月21日に早期アクセス配信開始された。SteamDBによると、早期アクセス配信開始後、同時接続プレイヤー数がピーク時で4万7569人を記録。その後も3万人超で推移し続けており、盛況となっているようだ。本作の開発元は、カナダ・エドモントンを拠点とする開発スタジオInflexion Games。元BioWareスタッフらが立ち上げたスタッフで、テンセントのバックアップを受け開発を進めていた。そうしたバックアップはあるとはいえ、スタジオとしての処女作ではある。にもかかわらず、多くのプレイヤーを集めている状況となっている。

一方でユーザーレビューでは、本稿執筆時点で3954件あるレビューのうち、好評は55%にとどまっている。素材の収集などにおけるUI面の使い勝手や、パフォーマンス、サーバーへの接続といった点などに課題を残している。とはいえ、設定の奥深さ、サウンドといった演出によるゲームの雰囲気や、基本的なゲームプレイなどは一定の評価を得ている。

なお本作の早期アクセス配信期間は9か月から1年を予定している。早期アクセス配信期間では、3種類のバイオームやクラフト用アイテムなどといった基本的なゲームプレイが利用できるようだ。また公式DiscordやSteamのコミュニティフォーラムでユーザーからのフィードバックを受けつつ、新規バイオームの導入やシナリオの追加といった、新要素の実装もおこなっていくようだ。改善の余地が見られつつも盛況スタートとなった本作。今後のアップデートでゲームがよりよいものになっていくかという点も期待したいところだ。

『Nightingale -ナイチンゲール-』は早期アクセス配信としてPC(Steam/Epic Gamesストア)向けにリリース中。なお2月28日まで、定価3400円のところを10%オフの3060円で購入可能となるセール中だ(いずれも税込)。