最大200人対戦TPS『Over The Top: WWI』発表。物理演算に基づき“なんでも破壊可能”、塹壕に初期の戦車入り乱れる第一次世界大戦シューター

Flying Squirrel Entertainmentは2月21日、『Over The Top: WWI』を発表した。第一次世界大戦を舞台とした対戦型TPSだ。

デベロッパーのFlying Squirrel Entertainmentは2月21日、『Over The Top: WWI』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。


『Over The Top: WWI』は第一次世界大戦を舞台とした対戦型TPSだ。シングルプレイとマルチプレイ双方に対応予定。プレイヤーとボットを合わせ最大200人が存在する戦場で、銃剣や戦車、火炎放射器などが入り乱れる戦いが繰り広げられるという。

本作は兵科システムが採用されており、それぞれ装備の違う兵科から選んで戦うことになる。歩兵としてライフルや軽機関銃を握り前線で戦ったり、砲兵として遠距離から砲撃したりできるという。また工兵を選べば建築をおこない、鉄条網を張ったり塹壕を掘ったりして、陣地を建設することができるようだ。また本作ではすべてのものが破壊可能であると謳われており、爆発物で陣地や橋、木などを破壊することもできるという。


武器は50種類以上存在し、ボルトアクションライフルやサブマシンガン、拳銃や棍棒などさまざまなものが用意されるという。また本作では弾道は物理演算によってシミュレートされており、弾速やツイストレート、風といった要素に加え、局所重力・空気密度・気温・湿度まで影響してくるという。リアルさを追及したシミュレートが成されるとのことだ。また銃剣を用いて近接戦闘をおこなうこともでき、公式説明によれば『Mount & Blade: Warband』から影響を受けた、奥深い格闘システムが用意されるとのこと。

また本作では装甲車や戦車も使用可能。ドイツのE-V/4装甲車やイギリスのMark IV戦車、フランス・ルノーのFT-17など6種類が登場する。ステージは実際の戦場を参考にした12種類のマップが用意されるほか、ランダム生成されたマップで遊ぶことも可能。またマップエディター機能も用意され、簡単にマップをカスタムしてプレイしたり、ほかの人が作ったマップで遊んだりできるという。カスタムマップファイルは数メガバイト程度の重さになるため、ダウンロードする際の待ち時間も最小限となるとのことだ。


本作を手がけるFlying Squirrel Entertainmentはヨーロッパに拠点を置くインディースタジオだ。もともとは『Mount & Blade: Warband』用のMod「Mount & Musket」を制作するために集まったチームだったという。過去には同作の公式DLC「Napoleonic Wars」のほか、南北戦争舞台の対戦FPS『Battle Cry of Freedom』を制作している。歴史ものの大規模戦闘を描いた作品を手がけてきた同スタジオから、新たに第一次世界大戦を舞台とした本作が打ち出されるかたちだ。

『Over The Top: WWI』はPC(Steam)向けに配信予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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