アトラスは2月16日、『真・女神転生V Vengeance』を発表した。対応プラットフォームは、PC（Steam/Windows）およびNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。発売予定日は6月21日。本作は、2021年にNintendo Switch向けに発売された『真・女神転生V』に、新たな物語を追加した作品となるようだ。
『真・女神転生V』は、アトラスの人気RPG『真・女神転生』シリーズのナンバリング最新作だ。主人公は、都内に住む高校三年生。全寮制の縄印学園に通う彼は、ある日トンネルの崩落事故に巻き込まれ、荒廃し砂漠と化した東京にて目を覚ます。主人公は、突如目の前に現れた謎の男によって、禁忌の存在ナホビノへと変貌。彼はナホビノの力を使い、神と悪魔たちの戦いに身を投じることとなる。
このたび発表された『真・女神転生V Vengeance』は、『真・女神転生V』で語られたストーリーに加えて、もうひとつのストーリーが追加されるとのこと。プレイヤーの選択によって、物語の中盤以降が大きく分岐するそうだ。分岐したストーリーでは、前作では語られなかった虐げられた者たちによる復讐譚「復讐の女神篇」が新たに描かれるという。
新たなストーリーでは、『真・女神転生V』に登場しなかった制服姿の少女尋峯ヨーコが登場。不思議な力を持つ彼女は悪魔払いの魔法を習得し、主人公たちと共に悪魔と戦うことになるようだ。分岐後の物語に大きく関わってくるキャラクターなのかもしれない。
さらに、復讐の女神篇には出番がなかった新たな敵も登場するようだ。新たな悪魔リリスは、4体の女魔によるカディシュトゥなる組織のリーダーであるそうだ。ある目的を果たすため、リリスは主人公の前に立ちはだかるという。
そして、『真・女神転生V Vengeance』は、新たな物語に加えて、新たなダアト（荒廃したもうひとつの東京）や新ダンジョンが追加。さらに、遊びを拡大する新要素がダアト探索に盛り込まれるという。
バトルについてもブラッシュアップがおこなわれており、そのひとつとしてすべての仲魔たちにユニークスキルが実装されるそうだ。この追加要素は、悪魔たちの個性をより輝かせるためのものであり、すべての悪魔が存分に活躍できるようにしてあるとのこと。ほかにも、オートバトル機能や、今回詳細は明かされなかったものの、戦略性の増す追加要素と前作よりも遊びやすくなる機能も用意されているそうだ。ちなみに、本作は1ルートのプレイ時間が平均80時間であり、2ルート分で計160時間を想定しているとのこと。
『真・女神転生V Vengeance』は、PC（Steam/Windows）およびNintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに6月21日発売予定。
