『8番出口』続編に登場させる「リアルな広告」の募集開始。“公の場にありそうな違和感のなさ”を重視、掲載無料だけど異変が発生するかもしれない

インディー開発者のコタケノトケケ氏は2月21日、現在開発中の『8番出口』の続編について、ゲーム内に登場させる広告の募集を開始した。募集期間は3月31日まで。

インディー開発者のコタケノトケケ氏は2月21日、現在開発中の『8番出口』の続編について、ゲーム内に登場させる広告の募集を開始した。募集期間は3月31日まで。


『8番出口』は、PC(Steam)向けに発売中の短編ウォーキングシミュレーター。プレイヤーは、無限にループする地下通路に閉じ込められた状態にあり、通路を歩くなかで異変を見つけたらすぐに引き返し、異変が見つからなかったらそのまま進む。そうすることでやがて8番出口にたどり着き脱出できるが、異変を見逃して進むと出口までの進捗がリセットされてしまう。

同作は発売後大きな人気を獲得し、国内外からフォロワー作品も数多く登場することに。一方開発者のコタケノトケケ氏は、続編となる作品を開発中だという。システムは『8番出口』に近しいものとしつつ、舞台は別のものに変えるそうだ(ゲームメーカーズ)。同氏は昨年12月、その続編のゲーム内に広告を載せたい個人・法人を募集すると予告(関連記事)。そして今回正式に募集開始された。


『8番出口』においては、地下通路内に架空の広告が存在し、プレイヤーが通行する際には異変が発生することがある。続編にも同様のシステムを採用しつつ、今度は実在企業などの広告を載せようということのようだ。ただし、広告から収益を得ることは目的ではなく、広告作成のコストの削減や、ゲームのクオリティを上げるために、リアルな広告素材の提供を求めたいとのこと。そのため、広告掲載は無料とされている。

応募者は指定サイズの広告画像を作成して応募。その中からゲームの雰囲気と合う広告がいくつか採用されるとのことで、「公の場にあっても違和感のない広告」や「異変の作成が出来そうな広告」が使用しやすいと案内されている。なお、生成AIによって作成された画像や、再配布禁止のフリー素材・テンプレートを使用したもの、あるいは成人向けコンテンツの広告は禁止されている。広告の採用者には、続編のSteamキーの提供およびゲーム内へのクレジット掲載がおこなわれる。

前作『8番出口』の広告の様子

『8番出口』続編への広告の募集は、3月31日まで受付中。ゲームの完成に十分な数の応募があった場合には、期間内でも募集は終了されるとのこと。応募に必要な広告画像の規定など、詳細は「8番出口続編 広告応募フォーム」を確認してほしい。

『8番出口』は、PC(Steam)向けに配信中だ。なお続編の発売時期についてコタケノトケケ氏は、「もう少しでテストプレイ出来そうな所なので発売はまだ時間がかかります」と2月14日の時点でコメントしている。

【UPDATE 2024/2/21 20:44】
採用されやすい広告のイメージがより伝わりやすいように記事見出しを調整

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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