地下道歩きホラー『8番出口』の続編が開発中であることが明らかに。ゲーム内に実在個人・法人の広告を無料で載せるとし、広告掲載希望者を募集へ

 

インディー開発者のコタケノトケケ氏は12月31日、『8番出口』の続編を開発中であることを明らかにした。またその続編に向けて、ゲーム内に広告載せたい個人・法人を募集するとした。

『8番出口』は、PC(Steam)向けに発売中の短編ウォーキングシミュレーターだ。本作にてプレイヤーは、無限に続く地下通路に閉じ込められた状態にあり、8番出口までたどり着き外に出ることを目指す。そのためには通路を歩くなかで、異変を見つけたらすぐに引き返し、異変が見つからなかったらそのまま進むことが求められる。

『8番出口』は今年11月29日にリリースされ、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューにて93%が好評とする「非常に好評」ステータスを得るなど高く評価された。リミナルスペースやバックルームなどにインスパイアされたというそのゲームプレイは、実況配信との相性の良さもあって大きな人気を獲得。ちょうど現在開催中のコミックマーケット103では、作中に登場する“おじさん”や異変を再現したコスプレをする人も確認されている模様である。また、本作から影響を受けたらしき別のゲーム作品も開発されている(関連記事)。

開発者のコタケノトケケ氏は、この『8番出口』の続編を現在開発中だという。どのようなゲーム内容になるのかはまだ伏せられているが、ゲーム内には『8番出口』と同じようなかたちで広告が配置されるそうだ。『8番出口』では、無料デザインツール「デザインAC」を使った素材が、架空の広告として地下通路内に配置されている。一方続編では「実際にある物の広告を出せたら面白そうだ」として、その広告を載せたい個人・法人を募集するとのこと。

『8番出口』続編への広告の掲載料金は無料。一方で、コタケノトケケ氏側からは何かしらのお礼をしたいとし、Steamキーの提供やクレジットへの掲載などを考えているところだそうだ。『8番出口』が話題となったことで、その続編にも大きな注目が集まることが予想され、広告の出稿先として魅力的に映る個人・法人は多いかもしれない。ただし掲載された広告には、案の定というべきか、異変が起きる場合があるとのこと。発生する異変の内容に関しては、事前に問題がないか確認をするとしている。

上に掲載したSNS投稿では、続編への広告掲載に興味のある個人・法人をうかがうアンケートが実施中。本稿執筆時点では、個人で広告を出したいという方が比較的多いようだ。正式な応募フォームは後日作成予定だそうで、広告掲載を希望する方は、コタケノトケケ氏のX(旧Twitter)アカウントをチェックしておくと良いだろう。

『8番出口』は、PC(Steam)向けに配信中だ。