『テイルズ オブ アライズ』販売本数300万本突破。発売から約2年半でシリーズ最大級の売上に

バンダイナムコエンターテインメントは2月21日、『テイルズ オブ アライズ(Tales of ARISE)』の販売本数が300万本を突破したと発表した。DLCの影響もあってか、さらに売上を伸ばしたかたちだ。

バンダイナムコエンターテインメントは2月21日、『テイルズ オブ アライズ(Tales of ARISE)』の販売本数が300万本を突破したと発表した。300万本突破を記念して描き下ろしイラストが公開。また各ストアでは、セールが実施中となっている。


『テイルズ オブ アライズ』は、バンダイナムコエンターテインメントの『テイルズ オブ』シリーズ25周年記念タイトルだ。本作の舞台は、300年前に侵攻を受けて支配された惑星ダナ。主人公のアルフェンは、カラダリアで奴隷として暮らすダナ人の青年だ。過去の記憶と痛覚を失ったアルフェンは仮面を付けて過ごしており、鉄仮面と呼ばれていた。本作でアルフェンは、ある日レナ人の少女シオンと遭遇。出会いをきっかけに、ダナを開放する戦いを繰り広げていく。痛みと失った男と荊の呪いを女の成長と戦いが描かれる。彼らの戦いは3DアクションRPGとして展開。アトモスシェーダーによる美麗なグラフィック表現なども特徴だろう。


本作は2021年9月9日(Steam版は9月10日)に全世界同時発売された作品だ。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2万4074件中88%の好評を得てステータス「非常に好評」獲得。SteamDBのデータによると、発売当時には同時接続者数6万274人を記録している。なおSteam Scoutの分析によれば、本作のSteamレビューは英語が38.9%、中国語(簡体字)が29.5%、中国語(繁体字)が約7.3%、韓国語が4.7%、ロシア語が3.4%、日本語が3.1%。多数の言語からレビューが寄せられており、幅広い地域でプレイされてきたようだ。


売上については発売当時から好調具合が伝えられており、発売から7日後となる9月16日に100万本突破が発表。シリーズ最速での100万本突破となっていた。また発売から約半年後となる2022年4月28日には、全世界での販売本数200万本突破が報告されていた。今回の発表では2022年4月の報告よりさらに100万本を積み上げ、300万本突破が報告されたのだ。本作では2023年11月に大型DLC「Beyond the Dawn」が発売されており、DLCの影響もあるのかもしれない。

ちなみに現時点で公開されている情報によれば『テイルズ オブ』シリーズでもっとも大きな売上を見せていたのは2003年発売の『テイルズ オブ シンフォニア』で、2023年2月で全世界累計販売本数が270万本以上にのぼると伝えられている。同作は2023年2月にリマスター版が発売されており、さらに累計販売本数を伸ばしているとみられる。今回、『テイルズ オブ アライズ』が同作に匹敵するシリーズ最大級の売上を見せていることが報告されたかたちだ。

テイルズ オブ アライズ』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)向けに発売中。PlayStation Plusエクストラ/プレミアムおよびXbox Game Passにも対応している。また本作およびDLCは各ストアにて本稿執筆時点ではセールが実施中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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