Larian Studiosは2月16日、『バルダーズ・ゲート3(Baldur’s Gate 3)』に向けて大型アップデートPatch 6を配信開始した。先日より告知されていた「キスの改良」などを含む、多岐にわたる改善・不具合修正が実施されている。
『バルダーズ・ゲート3』は、RPG『Baldur’s Gate』シリーズのナンバリング最新作だ。『Divinity』シリーズの開発元として知られる、ベルギーに拠点を置くLarian Studiosが手がけている。本作の舞台となるのは広大なファンタジー世界「フォーゴトン・レルム」。プレイヤーはこの地を、仲間と共に自由度高く冒険することになる。ファンタジー・テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の第5版ルールをベースとしており、TRPGのメカニクスをゲームに落とし込んだいわゆるCRPGとして展開されるゲームプレイが特徴だ。
今回、本作PC/海外コンソール版に向けて大型アップデート「Patch 6」が配信開始された。多岐にわたる要素の調整・修正がおこなわれており、適用のためのストレージ空き容量としてコンソール版では21GB、PC版およびSteam Deckでは約150GBが必要とされている。空き容量がない場合は、ゲームを一度アンインストールして再ダウンロード・インストールしてほしいそうだ。
今回のアップデートの目玉となるのは先日告知されていた「キスシーンの改良」だ。すべてのキャラがパーソナリティを反映したユニークなキスをおこなうようになったという。ロマンチックなキスから激しめのキスまで、ランダム性のある多彩なキスが描かれるようになっている。また身長差のあるキャラ同士のキスシーンも改良されているそうだ。またゲーム終盤におけるカットシーンにて、パートナーとの繋がりがより反映されるような改良もおこなわれているとのこと。
さらに野営地では一部のキャラに余暇を過ごす新たなアニメーションが追加。ハルシンがせっせと木を削ったり、シャドウハートが槍を磨いたりと、さらに活気のあるキャンプの様子を楽しめるだろう。パーティーメンバーの入れ替えに必要な手順の改善もおこなわれており、新たに連れていきたいキャラとの会話において、パーティーメンバーを外すことも可能となった。パーティーメンバー入れ替えのために、いちいち外したいメンバーと会話する必要がなくなったかたちだ。
このほか細かな調整や不具合修正なども幅広く実施。各キャラとのイベント時に、関係性やストーリー性を反映したさまざまな新たな会話選択肢や演出が用意されているそうだ。また大きな不具合修正では、一部の盾の効果「盾攻撃」および盾「ヴィコニアの歩く要塞」の効果「強者の叱咤」にて、正常にセーヴィングスローがおこなわれるようになったという。いわゆるシールドバッシュ系の効果が正しく発揮されるようになったかたちだ。
このほかにも多岐にわたる調整・修正が実施されており、長大なパッチノート(英文)も公開されている。多くはネタバレを含むため、閲覧には留意されたい。
『バルダーズ・ゲート3』はPC(Steam)および国内PS5向けに発売中だ。Patch 6は本稿執筆時点ではPC/海外コンソール向けに配信中。