PS5/PC向け銀河大戦TPS『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』人多すぎてサーバー悲鳴。対応を続ける開発元
『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』の開発元Arrowhead Game StudiosのCEO・Johan Pilestedt氏は2月12日、同氏のXアカウントにて本作のサーバーの状況について報告をおこなった。本作に想定以上の数のプレイヤーが集まったため、サーバーの処理能力が追いついていないという。現在、問題解決のため尽力しているとのこと。海外メディアTheGamerが報じている。
『HELLDIVERS 2』は、最大4人協力プレイ対応のTPSだ。2015年発売の『HELLDIVERS』の続編である。プレイヤーはスーパーアース連邦のエリート部隊ヘルダイバーの一員となり、自由と管理民主主義を守るため、銀河を舞台とした戦いに身を投じる。なお本作は、PC版とPS5版でのクロスプレイに対応している。
ゲームプレイではソロあるいは最大4人の協力プレイで、ミッションに挑んでいくことになる。巨大なムシ型のモンスター・ターミニッドや、殺人ロボット・オートマトンを相手に戦闘を繰り広げる。ミッションをクリアすれば報酬が手に入り、新たな武器やアーマー、戦略支援などが入手できる。入手した装備で自由にロードアウトをカスタマイズし、新たなミッションに挑むのだ。ちなみに本作はフレンドリーファイアが常にオンとなっているため、誤射で味方を死なせてしまうこともある。複数人でプレイする場合は、チームメンバーとの連携が必要になるだろう。
本作はPC(Steam)/PS5向けに2月8日に発売されると、多くのプレイヤーを集めた。本稿執筆時点で、Steamでの同時接続プレイヤー数はピーク時で約19万6000人を記録(SteamDB)。Steam上で全世界売り上げ1位となるなど、大きな賑わいをみせている。一方でSteamユーザーレビューやSNSなどでは、マッチングやミッションリワードの受け取りなどに不具合がある、との報告が多数投じられていた。開発元のArrowhead Game Studiosも問題を認識しており、改善に取り組んでいる旨の声明が2月9日に出されていた(関連記事)。
そうして12日、開発元CEO・Johan Pilestedt氏は同氏のXアカウントにて、本作の状況について報告。生じている問題は、想定を超える数のプレイヤーが集まったことによるサーバー処理能力の超過が原因と伝えられた。実施したメンテナンスにより、1分間に処理可能なログイン数を1万件から2万件に倍増させ、同時接続可能な最大プレイヤー数を25万人から36万人に増やしたという。しかし増やした枠も、5分半で上限に達してしまったとのこと。同氏は、問題を完全に解決するためにはさらなるサーバーメンテナンスが必要だとし、不具合に遭遇したプレイヤーに謝罪の意を伝えている。
また開発元は13日にもメンテナンスを実施し、PC/PS5版向けにパッチを配信。ミッションリワードが正常に受け取れない問題についても最優先に取り組んでおり、おそらく本パッチで修正が完了したはずだが、再発防止のため監視を続けるとしている。またリワードを正常に受け取れなかった埋め合わせとして、リワードを増加するイベントの開催に取り組んでいるとのこと。リリース早々人気を博した本作だが、想定を超える数のプレイヤーが殺到したことで、混乱が生じたかたちのようだ。開発元により連日アップデートやメンテナンスがおこなわれており、今後もアクセス過多の問題には対処がおこなわれていくことだろう。
『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』は、PC(Steam)/PS5向けに配信中だ。