『パルワールド』にて「パル超巨大化現象」が報告される。しかし目撃報告は少なく、謎ばかり深まる

 
Image Credit: Rômulo Venâncio on X

パルワールド』にて先日よりSNS上で「パル巨大化現象」が複数のユーザーにより報告されている。報告例が少ない謎の現象であり、アップデートによりパッチノートにないバグ修正として対処された可能性もありそうだ。


『パルワールド』は、オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。対応プラットフォームは、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)。舞台となるのは不思議な生き物パルたちが暮らすパルパゴス島。環境ごとに生息するパルが異なっており、亜種/ボス/伝説/ラッキーパルなど珍しいパルも含めて、100種類以上のパルが存在するとされる。プレイヤーはパルを捕まえてさまざまなかたちで利用しながら島で生活し、冒険を繰り広げていく。

先日より、SNS上では事例は少ないながらも本作の不思議なバグが報告されている。報告者のひとりであるRedditユーザーのkaityl3氏は、1月30日にゲーム内の拠点のスクリーンショットを投稿。そこには遠近感が狂うほど巨大なパルの姿が収められている。


スクリーンショットのパルはタマモだ。タマモは無属性のパルであり、家畜牧場にアサインすることでお金・矢・パルスフィアを掘り出してくれる便利なパートナースキルを有している。生息地はやや狭いものの序盤エリアであり、物資の心もとない序盤に助けられたプレイヤーもいるかもしれない。

そして通常ではタマモはプレイヤーの腰程度の大きさ。一方kaityl3氏が報告したタマモは、プレイヤーどころか近くの木よりも背が高く、異様に大きいのである。通常よりも大きいラッキーパルをゆうに超える巨大さだ。

*通常のタマモ

kaityl3氏によると、スクリーンショットのタマモはラッキーパルとのこと。ただでさえ大きいラッキーパルながら、拠点に戻るたびに巨大化するという。同氏は拠点に3匹のラッキーパルのタマモを配置しており、拠点のUI上でタマモたちが隣り合った際に巨大化が頻発していたとのこと。また拠点にファストトラベルで帰還し、密猟団の襲撃が発生した際にもタマモが急速回転して巨大化する現象が起こったという。なお巨大化したパルはパルボックスに入れて出せば、大きさが戻っていたとのこと。ちなみに同氏の環境では、このタマモ以外のパルでは巨大化バグは発生しなかったそうだ。

このほかSNS上ではアヌビスが巨大化したという報告も存在。見上げるほど巨大なアヌビスの姿がスクリーンショットに収められている。また別のユーザーからは、kaityl3氏の先述の報告のようにパルが急速回転して巨大化する現象を収めた動画も投稿されている。こちらはタマモではなくツッパニャンが巨大化している。報告例は少ないながらも、パル巨大化バグは複数のユーザーから報告されていたかたちだ。


なおkaityl3氏は2月4日に、同氏のプレイする限りではバグが発生しなくなったことを報告している。同氏は2月1日のパッチでバグが修正されたとみているようだ。パッチノートには修正項目として記載されていないものの、細かなバグとして記載されずに修正された可能性はある。

かわいらしいサイズのパルが、見上げるほど巨大化するという謎の現象。同氏の報告を見るに修正された可能性もあり、もともと報告例は少なかったものの、今後パルが巨大化するシュールな怪奇現象に遭遇する心配はないかもしれない。

なお本作は早期アクセス配信期間として最低でも1年間が予定されている。重大なものや細かなものも含めバグの修正が着実におこなわれており、今後もブラッシュアップが続けられていくことだろう。

パルワールド』はXbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中だ。また本作は、Xbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)に対応している。

【UPDATE 2024/2/10 12:56】
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