海洋オープンワールド『サブノーティカ2』はオンラインマルチ対応で、数年間の継続アプデ予定。開発元は「シングルプレイでも遊べてバトルパスも売らない」と明言

KRAFTONは現地時間2月8日、投資家向け発表の中で『Subnautica 2』についての情報を公開。同作が4人協力プレイ対応といった情報を明らかにした。

KRAFTONは現地時間2月8日、投資家向け発表の中で『Subnautica 2』についての情報を公開。同作が4人協力プレイ対応で「Game-as-a-Service(GaaS)」モデルを採用すると明らかにした。一方で開発元Unknown Worldsが声明を発表し、本作はシングルプレイでも楽しめるほか「シーズンパスもバトルパスもサブスクリプションも用意されない」と補足している。

『Subnautica: Below Zero(サブノーティカ: ビロウ ゼロ)』(2021)

『Subnautica 2』は、『Subnautica(サブノーティカ)』シリーズの新作だ。『Subnautica』は2018年1月にリリースされた、海洋オープンワールドアドベンチャーゲーム。未知の海洋惑星を舞台とし、プレイヤーは拠点構築とサバイバルをおこないながら海底を探索する。2021年5月にはシリーズ続編『Subnautica: Below Zero(サブノーティカ: ビロウ ゼロ)』が発売。両作ともに人気と高評価を獲得している。

開発元のUnknown Worldsは2021年10月にKRAFTONに買収された。KRAFTONは韓国に拠点を置く企業で、バトルロイヤルゲーム『PUBG: BATTLEGROUNDS』の開発元PUBG Studiosなどを傘下にもつ。Unknown WorldsはKRAFTONに傘下入りしたのち、2022年11月には『Subnautica 2』が開発中であると明かされた(関連記事)。

そして今回KRAFTONの2023会計年度第4四半期の決算発表にて、“2024年の作品”のひとつとして『Subnautica 2』についても言及。この際に本作は「Game-as-a-Service(GaaS)」モデル、つまり継続的なサービスがおこなわれるライブサービスゲームになると紹介された。続けて本作のGaaSモデルは、リプレイ性や4人での協力プレイに裏打ちされているとも説明されている。過去のシリーズ2作品はシングルプレイ専用作品であり、新たに本格的なマルチプレイ要素の登場が示されたわけだ。

従来のシリーズ作品との大きな違いを予感させる表現となったこともあってか、Unknown Worldsは公式サイトにて声明を発表。『Subnautica 2』が実際のところどのようなゲームになる予定かを補足している。


声明ではまず、本作は早期アクセス版も含めて、2024年のリリースは現時点では予定されていないと明言。ただリリースは計画されていないものの、今年後半に多くの新情報が発表されるそうだ。また先述のGaaSとの紹介については、本作のアップデート方針を示す表現だったようだ。これまでのシリーズ作品と同じく何年にもわたってアップデートがおこなわれる予定で、早期アクセスでのアップデート方針を拡大したようなかたちで実施予定とされている。なおシーズンパスやバトルパス、サブスクリプションといった、一般的なライブサービス型のゲームのようなマネタイズはおこなわれないとも明言されている。

そして声明では、本作がマルチプレイに特化していない点も強調された。協力プレイは完全にオプションとしてのプレイ方法であり、シングルプレイヤーゲームとしても楽しめるそうだ。

KRAFTONによる投資家向け発表でちらりと紹介された『Subnautica 2』。このなかでのGaaSモデルの採用やマルチプレイ要素の紹介に対して補足するようなかたちで、Unknown Worldsは従来シリーズと同じように楽しめる作品となることをすぐさま示したかたち。ファンからは、迅速な説明がおこなわれた点への感謝も寄せられている。このほか本作の詳細は現時点では明かされておらず、今年後半に発表予定の続報も注目されるところだろう。

『Subnautica 2』はUnknown Worldsにより開発中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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