オカルト電話相談ADV『奇天烈相談ダイヤル』フリーゲームとして2月10日配信へ。資料と会話で奇怪な悩みを見極める、怪異判定ゲーム

インディーゲームサークル法螺会は2月6日、『奇天烈相談ダイヤル』のマスターアップを報告した。同作はフリーゲームとして公開予定。相談者との会話から怪異の仕業かどうかを見極める、怪異判定アドベンチャーゲームである。

インディーゲームサークル法螺会は2月6日、『奇天烈相談ダイヤル』のマスターアップを報告した。同作はフリーゲームとして公開予定。サークル過去作やフリゲ投稿サイトとの記載から、PC向けの公開となるだろう。2月10日に公開予定とされてきたが、完成報告をもってリリース日も確定したようだ。

『奇天烈相談ダイヤル』は、相談者との会話から怪異の仕業かどうかを見極める、怪異判定アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、無料電話サービス「奇天烈相談ダイヤル」が運営されている1994年の世界だ。同サービスはボランティア団体「奇天烈お悩み相談室」により、1993年4月からスタート。超怪奇現象や心霊現象など、相談者の悩みが怪異のしわざであるかどうかを、相談員が判定してくれるのだという。本作でプレイヤーは、そんな無料電話サービスの新人相談員として、電話相談を受ける。電話相談を通して怪異事件が描かれるのだろう。


奇天烈相談ダイヤルの相談者である主人公は、怪異資料などを参考に相談へ応える。ゲームプレイの詳細については不明であるものの、本作ではマニュアルに従い、まずは相談者から情報を引き出していくようだ。サークル法螺会によるCi-en内の投稿によれば、本作には怪異資料といった文書が用意されているという。プレイヤーは文書を参考に、相談者から聞いた話に矛盾があるかどうかを判断。限られた時間の中で、怪異の仕業であるかを見極めていく。サークル法螺会によるX(旧Twitter)内のポストによると、登場する人物や怪異・相談内容などは毎回ランダムに決定する。公式サイトによると、プレイ時間は1時間半以上。ゲームプレイによってはゲームオーバーに陥ることもあるそうだ。


本作を手がけている法螺会は、笹森簀児氏が個人で運営するインディーゲームサークルだ。2021年頃より活動をスタート。過去作としては、『怪話』『星影の館殺人事件』といったオカルトやホラーを題材とした作品をPC向けのフリーゲームとして公開してきた。本作『奇天烈相談ダイヤル』は、レトロなコマーシャル風動画とともに2023年10月に発表。『Papers, Please』から着想を得た怪異判定ADVとして、制作が進められてきたようだ。

『奇天烈相談ダイヤル』は、フリーゲームとして2月10日に公開予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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