EA新作・呪術メトロイドヴァニア『ザァオ:ケンゼラの物語』体験版公開。宇宙パワー超人化シャーマンがビームを撃ち、高速移動しながら冒険


Electronic Artsは2月2日、Surgent Studiosが手がけるメトロイドヴァニア『ザァオ:ケンゼラの物語』の体験版をSteamストアページにて公開した。なお本作製品版の対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/Xbox Series X|S/PS5/Nintendo Switch。またゲーム内は日本語表記に対応している。リリース日は4月24日の予定。


『ザァオ:ケンゼラの物語』はメトロイドヴァニアだ。主人公となるのは若きシャーマンのザァオ。彼の父・バァバは亡くなってしまっており、父を呼び戻そうとするザァオは死の神「カルンガ」と契約を結ぶ。ザァオはカルンガに導かれ、「ンガンガ(魂の治癒者)」となるために、太陽と月の仮面から得られる宇宙の力を振るいつつ、神秘的ながら危険なケンゼラと呼ばれる土地を冒険することとなる。

ケンゼラでは悪意のある精霊がうろついているようだ。そのため道中では敵と戦う必要もある。ザァオは仮面の力によってビームを撃ったり、打撃による攻撃をおこなったりすることが可能。また高速移動することで、滝のように降り注ぐ水の壁などを通過することが可能だ。こうしたアクションを巧みに使い分けつつ、ケンゼラの地を進んでいく必要がある。

また本作ではアフリカに実在する民族「バントゥー」の文化と神話を取り入れているとのこと。本作に登場する土地・ケンゼラでは、さまざまな精霊や生き物、古代シャーマンに関する記憶や、語られてこなかった伝説などが秘められているという。

本作を手がけるSurgent Studiosは、Abubakar Salim氏が創設したプロダクションスタジオだ。同氏は俳優としても知られており、『アサシン クリード オリジンズ』の主人公バエクなどを務めている。また本作『ザァオ:ケンゼラの物語』では主人公ザァオの声を担当している。

なおSalim氏は父を亡くしているそうで、喪失を経験した後でも、愛が人に勇気を与え、人生の歩みの糧になると感じたという。その経験から、物語を分かち合うツールとしてゲームを選び、「喪失」と「成長」という本作のストーリーを描くことになったようだ。Salim氏の経験と、バントゥーの文化や神話によって描きあげられた本作のストーリーにも注目したい。

ザァオ:ケンゼラの物語』はPC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/Xbox Series X|S/PS5/Nintendo Switch向けに4月24日リリース予定。またSteamストアページでは現在デモ版がダウンロード可能だ。