パワー系マンガ制作アクション『コミックバチコーン!』Steam向けに正式発表。敵をコマに叩きつけて締め切りと戦う


開発チーム・バチコーン編集部は2月2日、『コミックバチコーン!』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに2024年3月にリリース予定となっている。


『コミックバチコーン!』は、原稿を完成させるためキャラクターをコマや地面に叩きつける、爽快たたきつけパズルアクションゲームである。本作の主人公・早乙女コトリは、大学に通いながら漫画を描いている22歳の新人漫画家だ。大人気漫画家になる予定の彼女は、オタク気質かつ大人しい性格であり、マンガの中の活発な自分「乙女鳥コトリ」に原稿を手伝ってもらっているという。本作で早乙女コトリは、締切が迫る中で原稿を完成させられずにいた。そこでプレイヤーは乙女鳥コトリを操作して、漫画の制作をサポート。原稿と締め切りとの戦いが繰り広げられる。


乙女鳥コトリは、原稿から飛び出したキャラクターたちをステージ内のコマへ叩きつけ、原稿を完成させていく。本作で乙女鳥コトリには、敵を掴むアクションが用意されている。掴んだ敵を縦/横に振り回すと、叩きつけることも可能。キャラクターたちをステージ内すべてのコマへ叩きつけ、制限時間である締め切りまでにステージクリアを目指すのだ。

また本作では叩きつけによって、ステージ中の障害を乗り越える。乙女鳥コトリは、キャラクターを下へ叩きつけると上昇できるほか、壁の破壊なども可能。大勢の敵を巻き込む攻撃などもできるという。叩きつけを駆使して、締切と戦うのだろう。

要素としては、各ステージではボスが登場。前方にスロットを付けたMr.ジャックポットや、ゴリラのような生活指導教員など、描いている作品にあわせたボスと戦うようだ。そのほか、アクションの際に現れる擬音やゲームオーバー時の演出といった、マンガ風の表現も本作の特徴だろう。


本作を手がけているバチコーン編集部は、学生による開発チームだ。開発中ゲームのβ版が集まるサイト「みんなのゲームパレード」の作品ページによると、リーダー兼プランナーを務めた芦田雄祐氏を含め、12名が開発に携わっているようだ。また本作は、学生を対象としたコンテンスト「ゲームクリエイター甲子園2023」にて総合賞第2位などを獲得している。本作の公式X(旧Twitter)アカウントでは以前よりSteamにて販売予定と告知されていた。それが今回、Steam上でストアページが公開されたかたちだ。


『コミックバチコーン!』は、PC(Steam)向けに2024年3月リリース予定だ。