『Escape from Tarkov』のマップを題材とした『Geo Guessr』風ブラウザゲームが作成され、Xユーザーなどを中心に注目されている。プレイヤーたちは各々の得点を披露しあい、マップの熟知度を競い合っている様子だ。リーダーボードも実装されており、国内外で人気を博しているようだ。
『Escape from Tarkov』は、Battlestate Gamesが開発を手がけるハードコアFPSだ。プレイヤーは架空の地方経済地区「ノルヴィンスク」を舞台に、複数のマップにて探索や脱出を試みることとなる。本作には木々が茂る森の中を主軸とした「Woods」、海岸沿いを主軸とした「Shoreline」など、それぞれに特徴的な要素をもつマップが用意。本作においてプレイヤーたちは目的を完了したあと、マップごとに変化する脱出地点を目指すこととなる。そのため本作の脱出にはマップへの理解度が重要となるわけだ。
一方『Geo Guessr』は、Googleマップのストリートビュー機能を利用した位置当てゲームとなっている。プレイヤーは地図上の一か所にランダムに放り出され、ひとつのストリートビュー地点から、その場所がどこであるかを当てることを目的とする。正解地点との距離が近いほど得点は高くなり、プレイヤー同士が正確性を競い合う内容となっている。『Geo Guessr』には世界中を題材としたマップのほかに、都道府県や駅など、ユーザーが作成したテーマごとのゲームを遊ぶことも可能となっている。高得点を狙うためにはプレイヤーによる土地への理解度が重要になってくるゲームとなっている。
このたび『Escape from Tarkov』の『Geo Guessr』風ゲームがLostgamer.ioによって制作・公開され、Xにおいて話題となっている。『Escape from Tarkov』のマップをストリートビューのように映し出して、その位置を当てるといった内容だ。現在ブラウザゲームには、『Escape from Tarkov』のマップであるReserve、Woods、Customs、Interchange、Shoreline、そして全マップから出題される「All Maps」が実装されている。そのほかのマップについては「Coming Soon(近日公開)」と表記されている。
『Escape from Tarkov』の位置当てブラウザゲームには、質問数・制限時間、ストリートビュー機能のズームや移動機能の有無など、細かな設定が可能となっている。質問数は5問から40問まで、一問あたりの制限時間は10秒から5分と幅広い設定に対応。レギュレーションごとのリーダーボードも実装されており、プレイヤーたちは『Escape from Tarkov』のマップへの理解度を競い合っているようだ。またリーダーボードはTwitchなどの配信サービスアカウントとの連携も可能となっている。『Escape from Tarkov』の情報を共有しているXアカウント「タルコフ情報省」など国内ユーザーからも人気を博しており、それぞれプレイした感想を投稿。各々の得点を披露しあっているようだ。
『Escape from Tarkov』においてプレイヤーは、現在位置を把握し、脱出地点までの道のりを模索する必要がある。そのためプレイヤーによるマップの熟知や理解度が求められる仕様といえる。特にWoodsなどの森林地帯は前後左右が木々に囲まれているため、自然が作り出した迷路に苦しんだことのあるプレイヤーも多くいることだろう。本ブラウザゲームはマップの熟知度を競い合う楽しさもある一方、プレイヤーがマップの理解度を深めるきっかけとなるかもしれない。
『Escape from Tarkov』の位置当てゲームはLostgamer.ioにて無料で公開されている。出題される難題に挑戦し、自らのマップ熟知度を高めてみたい人は、ぜひ本ブラウザゲームをプレイしてみてはいかがだろうか。