美術品警備異状発見ホラー『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』発表、Steamにて2月16日配信へ。「8番ライク」な時間制限変異美術品間違い探し

727NotHoundは1月29日、『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。ストアページによれば、2月16日の配信が予定されているようだ。

国内の個人デベロッパー727NotHoundは1月29日、『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。ストアページによれば、2月16日の配信が予定されているようだ。

『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』は、変異する美術品を警備して誘拐された娘の居場所を聞き出す、「8番ライク」なホラーゲーム作品である。本作の舞台は、人が認識できないように細工された島アイシャドウだ。同島には美術品を収めた小さなギャラリーがあり、絵を眺めているだけの警備員は5日間で死亡するという。本作の登場人物であるアリー・タバーは、アイシャドウへ娘のリエ・タバーを誘拐された人物のようだ。プレイヤーは新しい警備員として、間違い探しプロトコル「ヴィクトルズ・テスト・ナイト」へ参加。謎の人物ヴィクトルや、誘拐された娘の居場所へと迫っていく。奇妙なギャラリーで恐怖が描かれる。


警備員は、5日間に渡って小さなギャラリーの警備を1人で担当する。ギャラリーには、夜ごとに変異する美術品が収められているという。トレイラーやスクリーンショットでは、手のようなオブジェや赤黒い絵画などが登場している。本作で警備員はそうした美術品を確認。昼に“原状”を報告し、夜に“異状”の発見と報告することで、5日間を過ごしていく。本作は『8番出口』に影響を受けた「8番ライク」と称されており、異常なギャラリーでの間違い探しが展開されるのだろう。異状の確認に使える時間は5日間合計で5分55秒。報告を誤ると事態が悪化するため、短い時間の中で素早く正確な報告が重要になるのかもしれない。

またストアページによると、本作中にはサポートツールが存在。報告を間違えてもゲームの進行が戻ることはなく、通常プレイでは易しい難易度になっているという。一方で、本作には本当のエンディングが隠されている。別の結末を目指す場合には、ゲームプレイの成績やゲーム中の選択にヒントが用意されているそうだ。


本作を手がけているのは、国内の個人開発者・座間氏による727NotHoundだ。過去作としては『Photogenic Minds : Identity』や『人形限界』などをリリース。2024年1月1日にリリースされた『悪夢のような日々でした』では、Steamのユーザーレビュー19件中100%の好評を獲得している。不気味な世界観の中で、独自のルールと対峙するゲームプレイを展開してきた。

本作『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』では、怪異系VTuberとして活動するヴィクトル・レーヴ氏を原案に迎えて制作が進められている。727NotHound公式X(旧Twitter)アカウントの告知ポストによれば、本作は『8番出口』に影響を受けた「8番ライク」な作品であるという。しかし本作では、原典である『I’m on Observation Duty』に近い遊び方を提示しつつ、シリアスな世界や恐怖が構築されているとのこと。『8番出口』の影響を受けつつ作られた、奇妙なギャラリーでの恐怖体験に期待したい。

『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』は、PC(Steam)向けに2月16日配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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