都会暮らしライフシム『Sunkissed City』正式発表。街で生活しつつ農場も管理、『Stardew Valley』元開発者が手がける

Mr. PodunkianことArthur Lee氏は1月26日、ライフシミュレーションゲーム『Sunkissed City』を正式発表した。Lee氏は、『Stardew Valley』のバージョン1.4〜1.6の開発に携わっていたことで知られる人物。2022年6月に同チームを離れ、その後自身の新作を開発中だ。

インディー開発者のMr. PodunkianことArthur Lee氏は1月26日、ライフシミュレーションゲーム『Sunkissed City』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2024年第4四半期に配信予定。

Lee氏は、『Stardew Valley』のバージョン1.4〜1.6の開発に携わっていたことで知られる人物。2022年6月に同チームを離れ、その後自身の新作を開発していることをSNS上で発信していた。今回その新作のタイトルが『Sunkissed City』に決定し、ゲーム概要と共にSteamストアページが公開された。


『Sunkissed City』は、海沿いに存在するApollo Cityという都市を舞台にするライフシミュレーションゲームだ。ソロプレイおよびオンライン・画面分割での協力プレイに対応。主人公であるプレイヤーは、Pico社が進めるPeco Pioneerと呼ばれる社会実験のためにこの街にやってきた。エコに焦点を当てた同社の取り組みに参加しつつ、街での暮らしを楽しむのだ。

Apollo Cityには個性豊かな人々が暮らしており、プレイヤーは彼らと交流し関係を深めていくことが可能。また、プレゼントを贈ったり、困りごとについて手助けしてあげたり。仲が良くなった住民からは、よりプライベートな会話を引き出すことができるほか、助けてあげた場合には恩返しをしてくれることもあるという。

 


街での生活においては、たとえばコーヒーショップなどを訪れ住民と交流するほか、公園で読書をしたり、家庭菜園の手入れをしたり、あるいは郊外に出かけて釣りをしたり、野生動物の写真を撮ったりなど、さまざまなアクティビティを楽しめる。Pico社の倉庫で荷物の仕分けをするなど、アルバイトをしてお金を稼ぐこともできるそうだ。

また住居では、壁紙や床材を変えたり、さまざまな家具を配置したりなど、多数用意されたアイテムにてカスタマイズが可能。カスタマイズ要素は主人公のキャラクターにも用意され、服屋やサロンに行くことで、数百種類もの組み合わせから好みの見た目に作り上げることができるとのこと。

このほか、Apollo Cityは一見賑やかな都市であるものの、川に生き物がいなくなったり、下水道にモンスターが現れたり、野生動物が凶暴化したりといった奇妙な現象が発生しているという。本作ではそうしたさまざまな現象に対し、森に暮らすKebyという不思議な生き物と協力して立ち向かい、街に明るさを取り戻すことにもなる。そのなかでは、ダンジョンのような場所を訪れてのバトルも発生するようだ。

*2023年2月時点での開発中映像

開発者のArthur Lee氏は、これまでにも本作の情報についてSNS上で発信してきた。それによると本作は、自身も携わった『Stardew Valley』風の作品として作り始め、『牧場物語』や『ルーンファクトリー』などからの影響も取り入れながら、独自の要素を加えているようだ。『Stardew Valley』とは異なり都会の街が舞台となるが、街の外には自然が広がるエリアも存在し、牧場や農園を作って田舎暮らしを楽しむこともできる模様である(関連記事)。

『Sunkissed City』は、PC(Steam)向けに2024年第4四半期に配信予定。なお、現時点でストア上では英語対応のみとされているが、Lee氏によると対応言語はまだ確定していないとのこと。ローカライズについては開発終盤になってから検討するとし、できるだけ多くのプレイヤーに楽しんでもらえるようにしたいと述べている。日本語への対応にも期待したいところだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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