『FF7』ティファ、『鉄拳8』への参戦が要望されまくる。あまりにも高そうな相性ゆえド熱量要望、原田氏も反応

『鉄拳8』のコラボキャラとして、『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)に登場する「ティファ・ロックハート」の参戦がユーザーによって望まれており、『鉄拳8』のプロデューサーが直接反応する事態にまで発展した。

バンダイナムコエンターテインメントが1月26日に発売した『鉄拳8』。本作ではDLCとしてプレイアブルキャラクターの追加が予定されている。「エディ・ゴルド」の参戦が1月15日に発表されたりする中、他作品とのコラボキャラとして、『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)に登場する「ティファ・ロックハート」の参戦がユーザーによって望まれており、『鉄拳8』のプロデューサーが直接反応する事態にまで発展した。

『鉄拳8』は対戦3D格闘ゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S。本作の舞台は前作『鉄拳7』より半年後の世界。三島一八は作中に登場する架空の企業G社の代表として世界掌握を進める。彼の息子である風間仁は、G社の侵攻を阻止し、そして自らに流れるデビルの血の因縁に決着をつけるため、一八との決着をつけようとする。それは再び世界を巻き込んだ闘争へ発展していくこととなる。

本作のダウンロードコンテンツでは、プレイアブルキャラの追加が予定されている。Year 1 Passでは4体のプレイアブルキャラが追加で参戦。1月15日には前作『鉄拳7』より「エディ・ゴルド」の参戦が発表された。そんな中、本作の追加プレイアブルキャラに、『FF7』のティファ・ロックハートを登場させてほしいという声が集まっている模様だ。


ティファは『FF7』に登場するキャラのひとり。反神羅組織「アバランチ」のメンバーであり、同作の主人公クラウドの幼馴染でもある。彼女はかつてある出来事によって重傷を負うのだが、格闘家のザンガンに助けられ、その際格闘技を習得している。そのため、本編中では主に格闘術を活かして戦う。

『FF7』のリメイク作である『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7リメイク)では、ターンベースからアクションベースとなり、戦闘での動作がより鮮明に描かれるようになった。同作では、ティファの格闘によって連携を決めることができる。敵に着地させることすら許さず連続で攻撃を叩き込むさまは、格闘ゲームのコンボを彷彿とさせる。また3Dのフィールドでの戦闘は『鉄拳』シリーズにも通じるところがある。さらに新作『ファイナルファンタジーVII リバース』(以下、FF7リバース)では、その格闘技には磨きがかかっており、よりファイターになっているわけだ。


前作『鉄拳7』では複数のコラボキャラが登場しており、『ファイナルファンタジーXV』からはノクティス・ルシス・チェラムが参戦。そのため『ファイナルファンタジー』シリーズと『鉄拳』シリーズのコラボは実績があるといえるだろう。そして『FF7』リメイク3部作の2作目『ファイナルファンタジーVII リバース』(以下、FF7リバース)が2月29日に発売されることもあり、話題性としても申し分ないだろう。

ほかにティファ参戦の要望が大きくなったのは、1月25日より開催されていた「台北ゲームショウ2024」の影響が考えられる。『鉄拳』シリーズのプロデューサーである原田勝弘氏が1月25日にX上で写真とともに、スクウェア・エニックスが手がける『FF7リバース』とバンダイナムコエンターテインメントが手がける『鉄拳8』が同じブースにあることが面白いとコメントを投稿した。


この投稿を受けユーザーたちは大盛り上がり。ティファの『鉄拳8』登場の示唆として受け取る人や、これ幸いと原田氏にティファの参戦要望を投稿する人などによって多くの返信が寄せられた。この“一大ムーブメント”に対し、原田氏は「ティファが魅力的なことは誰もが知っているし、自分もそれを理解している(We all know she is attractive and I understand that.)」とティファ参戦への要望に理解を示しつつ、一方で「ゲストキャラクターなどはまだ何も決まっていない(But as yet we have not decided anything about guest characters etc.)」とコメントした。


当然仮にティファの参戦が決まっていたとしても、しかるべき発表のタイミングまでは公表できないだろう。とはいえ、2作の発売日が近いことや、「台北ゲームショウ2024」における一幕もあり、期待するユーザーも少なくないと思われる。こうした数々のタイミングなどが噛み合いユーザーの反応が大きくなった結果、今回プロデューサーが反応するまでの事態となったかたちだ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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