『スクフェス2』グローバル版、始まってもいないのにサービス終了時期を告知して海外ユーザーに困惑される。「開始と終了を同時に告知するゲーム」として

 

ブシロードは1月25日、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!(スクフェス2)』を3月31日15時にサービス終了すると発表した。あわせて開発中であったグローバル版についても続報が発表。2月にサービス開始となることと5月31日にサービス終了となることが同時に告知されるという珍しい投稿内容が注目を集めている。


『スクフェス2』は、iOS/Android向けのリズムアクション&アドベンチャーゲームだ。『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル(スクフェス)』の実質的な後継作として、2023年4月にiOS/Android向けに配信開始された。なお前作『スクフェス』は人気を博し、2017年には全世界ユーザー数4000万人突破が報告されていた。

一方『スクフェス2』では収益面で苦戦していた様子も見られた。ブシロードの2023年6月期の通期決算説明資料によれば、『スクフェス2』および『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』の両タイトルは、想定されていた12か月分の収益を見込めなかったという。そうした背景もあってか、昨日1月25日に『スクフェス2』国内版は3月31日15時にサービス終了予定であることが発表された。配信開始後1年足らずのサービス終了となる。

あわせて開発中であった「グローバル版」についての続報も発表。グローバル版は当初2023年内の配信が予定されていたものの、昨年12月に2月に配信延期となることが伝えられていた。今回は、グローバル版が2月に配信開始されることが「Global Launch Notice(グローバル版発売のお知らせ)」として改めて告知。しかし、あわせてサービス終了時期が現地時間5月31日となることも発表された。


今回のポストが「リリース時期とサービス終了が同時発表された」ように見える点は海外ユーザーから注目されているようだ。発売時期を告知するめでたい知らせと思いきや、すぐさまサービス終了を知らせる急転直下の投稿内容はシュールにとらえられている様子。海外メディアKotakuもこの点に着目して伝えている。

また、ユーザーからはまだ配信さえ始まらないうちにサービス終了時期が決定されている点も注目されているようだ。今回のお知らせをどのような気持ちで受け止めたらよいのか、困惑しているユーザーも見られる。なおグローバル版は延期もあり、2023年3月の発表から長らくを経てのリリースとなる。待ち望んでいたと見られるファンからは、約3か月間しか遊べない点を残念に思う声も寄せられている。


なおポストでは「この数か月間が忘れられぬひとときになるように尽力します」との意気込みも綴られている。わずか約3か月のサービス期間ながら、ユーザーが遊びやすくなるような施策が用意されるのかもしれない。

ちなみに3月31日15時にサービス終了予定の『スクフェス2』国内版でも、同日までキャンペーンやイベントの実装は予定されている。公式サイト内の発表によると、新規譜面の追加やイベント「ふり~ツア~」の開催、季節や誕生日にあわせたログインボーナスなどがおこなわれる見込みだ。またリズムゲームパートは含まれないものの、獲得した部員や称号が見返せるローカル版も準備中とのことだ。