神視点街づくりシム『The Universim』、ついにSteam正式リリース。アプデでコンテンツ増量、しかし日本語は削除
パブリッシャー/デベロッパーのCrytivoは1月23日、『The Universim』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Crytivo)。Steamでは現在リリース記念セールがおこなわれており、2月6日まで25%オフの2235円(税込)で購入可能だ。
『The Universim』は街づくりシミュレーション・ゴッドゲームだ。プレイヤーは、とある惑星を司る神となり、人類に似た種族Nuggetsたちを手助けする。神としての力を使い、惑星全体の開発をおこなっていく。石器時代から宇宙時代まで、どんどん発展していくNuggetsたちを導くのだ。
ゲームはまず、惑星上に文明の中心地を定めたのち、最初の2人のNuggetsに指示を出していくことになる。水や食料など資源を集めさせ、技術研究をおこない、Nuggetsが生き抜けるようにしていく。神を信仰する者が増えると、プレイヤーの力も増していく。Nuggetsが数を増やしていけるように見守ろう。またプレイヤーは神の力を振るい、惑星に直接介入することも可能だ。初めは神を恐れ敬っているNuggetsたちも、文明が発達すると神を信じないものが増えてくる。たまには隕石を降らせ竜巻を起こし、神の力を知らしめるのもよいだろう。
またNuggetsの文明が発達すると、惑星の環境が大きく損なわれることもある。プレイヤーはNuggetsを見守りつつも、環境バランスが崩れないよう気をつける必要がある。そうしてNuggetsたちが自滅しないようにしながら、やがて宇宙に飛び出していけるよう導いていく。
本作はマップが球体となっているのが特徴的だ。地域によって環境が異なれば入手できる資源も変わり、昼と夜が訪れるタイミングも異なる。また神としての力は雨を降らせたり、念動力で物を動かしたり、任意の二人をカップルにしたりと、さまざまなものが15種類用意。神として介入しつつ、丸い惑星全体に広がっていく文明を眺めていくことができる。
本作は2014年にKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンを実施した。目標額を超える約38万ドルの資金を集め、開発が続けられてきた。そうして2018年にSteamにて早期アクセス配信が開始。アップデートが重ねられ、今年1月23日に晴れて正式リリースとなった。
開発元は、正式リリースにともないSteam公式ニュースにてプレイヤーたちに感謝の意を表明。10年に及ぶ開発の末に正式リリースすることができたのは、プレイヤーからのフィードバックとサポートのおかげだとしている。スタジオ初のゲームで困難も多かったとしながらも、当初の構想以上の作品にすることができ誇らしく感じているとのこと。
正式リリースにともなっておこなわれたアップデートでは宇宙時代のゲームプレイが拡充され、30種の研究や、新たなエイリアンと惑星、クエストなどが追加されている。また、犯罪と幸福度のシステムなど、さまざまな点でバランス調整がおこなわれ、バグの修正や4K解像度への対応なども実施されている。
一方、早期アクセス配信期間中対応していた日本語表示については、イタリア語やトルコ語などとともに削除されている。増大したテキスト量に対応できていないためとのことで、ニーズがあると判断できれば将来的な対応を検討しているという。日本語対応を望む方はウィッシュリスト登録をして、日本語対応にニーズがあることを示すとよいかもしれない。
『The Universim』はPC(Steam/Crytivo)向けに配信中。Steamでは現在リリース記念セールがおこなわれており、2月6日まで25%オフの2235円(税込)で購入可能だ。