『パルワールド』今後のアップデートのロードマップ公開。最優先で問題へ対応し、将来的にはPvP実装にパルのワールド間移動なども追加へ
国内のゲーム開発会社ポケットペアは1月24日、『パルワールド(Palworld)』のロードマップを公開した。まずは多数の不具合に対する調査対応を最優先で進行。また将来的なアップデートとしては、PvPやクロスプレイにも対応予定であるそうだ。
『パルワールド』は、不思議な生き物パルたちの存在する世界でサバイバル生活を送る、モンスター収集オープンワールドサバイバルクラフトゲームである。本作でプレイヤーは、何らかのきっかけからパルたちの暮らす島へ漂着。パルたちをパルスフィアで捕獲し、個性的な彼らを活用することで、冒険やサバイバルを繰り広げていく。
パルたちには戦闘用の技以外に、拠点運営に役立つ作業適性が設定されている。パルを拠点に設置していると、作業適性に応じて採掘や調理、種まきや水やり、道具の作成などを実施。本作ではパルを拠点で働かせることで、サバイバル生活や探索を効率的に進めていくのだ。パルは解体することもできるが、一方で優しく扱うことも可能となっている。フィールド上には100種類以上のパルが生息しており、騎乗可能なパルなども存在。なお現在のバージョンでは人間も捕獲可能となっている。
本作は国内のゲーム開発会社ポケットペアが開発し、1月19日に早期アクセス配信が開始された。本作公式X(旧Twitter)アカウントの告知によると、1月24日時点で本作Steam版が売上700万本を達成。SteamDBのデータによると、最大で約186万人が本作を同時にプレイしていたようだ。国内外で大きな話題作となっているが、開発チームの予想を大幅に上回る売上により、アクセス集中などの問題が発生しているという。
公開されたロードマップによると、本作ではそうした状況を受けて、まずは重大な問題への対応を優先するという。現在『パルワールド』では、ワールドの日付がまれにロールバックされる、ワールドログイン時にローディング画面が終わらないなど、多数の不具合が確認されているという。公式Xアカウントなどでは、最優先で障害やバグ修正をおこなっている旨が伝えられていた。今回のロードマップでも、改めて問題への対応を優先する方針が明かされた形だ。また可能な限り作況に対応予定の項目として、キーコンフィグの改善と、拠点内でのパルのスタック改善が予定されている。
その後に、ゲーム内へ新機能が実装される。大きなコンテンツとしてはPvPの追加、エンドコンテンツ相当の超強力なレイドボス、パルの対戦機能として「パル闘技場」が、将来的なアップデート項目とされている。また機能面ではSteamとXbox間でのクロスプレイ、パルのワールド間移動、建築の改善などが実施。新しい島/パル/フィールドボス/テクノロジーも追加予定であるそうだ。
『パルワールド』は、Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに発売中。Xbox Game Pass(Xbox/PC/クラウド)にも対応している