『ソニックアドベンチャーDX』『ソニックアドベンチャー2』Steam版が1月23日から日本から購入できるように。10年以上続いた“おま国”状態が解除される
セガは1月20日、『ソニックアドベンチャーDX』および『ソニックアドベンチャー2』のPC(Steam)版について、1月23日に日本向けの配信を開放すると発表した。日本国外向けにはそれぞれ2011年、2012年にすでに配信されており、10年以上越しの解禁となる。
『ソニックアドベンチャーDX』は3Dアクションゲーム『ソニックアドベンチャー』をベースに、グラフィック向上などを盛り込んだアップグレード版だ。2003年にゲームキューブおよびPC向けに発売され、Steam版は2011年に配信を開始。アクションパートとアドベンチャーパートに分かれ、6体のキャラを操作できるのが特徴だ。
『ソニックアドベンチャー2』は2001年にドリームキャスト向けに発売された3Dアクションゲーム。前作のアドベンチャーパートは廃止され、立場が異なるHEROサイドとDARKサイドの二つのストーリーでアクションパートが展開される。2012年には『ソニックアドベンチャー2』を元にPS3/Xbox360/PC(Steam)版が配信開始。くわえて、2001年にゲームキューブ向けに発売したマイナーアップグレード版である『ソニックアドベンチャー2バトル』限定の対戦機能も、それぞれのプラットフォームでDLCとして販売している。
『ソニックアドベンチャーDX』
『ソニックアドベンチャー2』
いずれの作品もPC版がSteamにて配信されているものの、日本からはストアページの閲覧および購入ができない、いわゆる“おま国”状態が続いていた。ところが、「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in 大阪」にて2024年初頭での配信が発表。念願の日本配信解禁が決定していた(関連記事)。
そんななか、「ソニック公式ファンミーティングツアー2023-2024 in 福岡」にて追加情報が発表。『ソニックアドベンチャーDX』および『ソニックアドベンチャー2』のSteam版が、日本において1月23日に配信解禁されると公表された。実に10年以上越しの解禁だ。
特定の作品が“おま国”状態になる理由は版権、リージョンごとの法律、パブリッシャーの都合など多岐にわたる。「ソニック」二作が日本国内で購入できなかった明確な理由は不明だが、今回の解禁でリージョンを気にする必要はなくなる。とはいえ、セガがSteamで配信する“おま国”状態の過去作品は、『クレイジータクシー』『ジェットセットラジオ』など多く残っている。人気であるだけに、これをきっかけに、そうした作品群も解禁されることを期待したいところだ。